東日本大震災ではTwitterをはじめとするソーシャルメディアが活躍したが、それは企業においても同様だった。社内SNSは震災時にどう貢献したのか。また、企業は今後、BCPや在宅勤務などに社内SNSをどう活用していくべきなのか。社内SNS市場で国内第1位のBeat Communicationに聞いた。 甚大なる被害をもたらした東日本大震災は、企業活動の根幹を支えるコミュニケーションインフラをも機能不全に陥れた。震災直後には、携帯電話や固定電話はほとんどつながらなくなった。また、その後も交通機関の混乱、在宅勤務・自宅待機の実施など、オフィスへの出社が困難な状況がしばらく続いた。電力不足対策として今夏、輪番休業や在宅勤務を実施している企業は少なくなく、依然この状況は継続中といえる。 日本企業の多くは社員全員がオフィスに集まって仕事することを前提に、社内コミュニケーションインフラを設計してきたが、