「ウルトラマンティガ」の放送が始まって数ヶ月後(まだ初期クールだったと思う)、ゲーム会社からシナリオを書いて欲しいという依頼が来た。 で、その年の内には「ありす in Cyberland」はPlayStationゲームとして発売になったのだが、それが可能だったという事は、ゲームとしての基本設計も大体出来ており、グラフィックもある程度出来ていた筈だ。 中学生の少女三人が、サイバー世界に「ダイヴ・イン」して冒険をする――という概要も有りきで、私が考えたのはメイン・ルートのシナリオと、設定の名前などくらいではないかと思う(にしても凄まじい速度で開発された事に違いはない)。 アイソレーション・タンクで没入する――というと「エヴァンゲリオン」もそうではあったのだが、私は先ずジョン・C・リリーというか「アルタードステーツ/未知への挑戦」(1979)というケン・ラッセルの迷作(個人的には大好きだった)を