ゴールデンウィークの一日、東京国立近代美術館の藤田嗣治展を見に行った。 出来るだけ早く行けば、まだすいているだろうと思って、10時開館なので、その時間に 行ったら、すいているどころか、長蛇の列であった。入場券を買うのに並び、また入場する のに並ぶという有様。 中はまるで満員電車のようで見て回るのが大変でした。 なぜ今、藤田嗣治展にこんなに多くの人々が集まるのだろうか。 乳白色の肌の裸婦像、繊細な猫像、戦争画、子供たちの像、宗教画などが多くの人を ひきつけたというよりは、画家自身の波乱に満ちた数奇な生涯に多くの人々がひきつけられたのではないだろうか。 絵画の中に潜む作者の思い、作者の人生に我々に感動するのではないかと思った。