LDH(旧ライブドアホールディングス)が26日に開く同社の株主総会で、2009年3月期の株主配当として計約680億円を提示することが16日、明らかになった。LDHグループの純資産は約1200億円で、その半分以上を配当に回すことになる。同社が配当を実施するのは初めて。高額配当について「株主の要請があった」(同社)としており、再上場の見通しが立たないため当面、配当で株主の不満をぬぐうのが狙いとみられる。 LDHの09年3月期の連結決算は、最終損益が576億円の赤字を計上している。同社などによると、株主総会で前期配当額1株当たり6500円を提案。この配当額については「拠出できる最大限の金額を設定した」という。同社への損害賠償請求訴訟で係争中の個人株主への賠償については、すでに引当金を計上しており、高額配当も「問題はない」と説明している。 ただ、粉飾決算で会社に損害を与えたとして損害賠償を求め