大森靖子が満を持してのメジャーデビュー。これを記念して、ナタリーでは大森と峯田和伸（銀杏BOYZ）の対談企画を実施した。高校時代から銀杏BOYZの大ファンだったという大森は、ほぼ初対面の峯田を前に何を語るのか。そして話題はいつしかそれぞれの音楽観、ライブ観へ。緊張感とユーモアあふれる2人の対話をたっぷりと味わってもらいたい。 取材・文 / 大山卓也　撮影 / 上山陽介 峯田和伸　この前、お芝居（峯田出演舞台「母に欲す」）に来てくれましたよね。 大森靖子　はい。 峯田　それでちょっとしゃべったよね。あれ？ 前もしゃべったことあるんだっけ？ 大森　ええと……。 峯田　ないんだっけ。 大森　高校のときにサインもらおうと思ってライブのあと並んで、サインもらって帰っただけです。 峯田　じゃあこの間が初めてだ。 大森　そうですね。 ──大森さん、もしかして今日緊張してます？ さっきから峯田さんと目を合

菊池桃子「夜明けのバスターミナル」、西村知美「夢色のメッセージ」、戸川純「図形の恋」、Juice=Juice「私が言う前に抱きしめなきゃね」などが開場のSEとして流れる快晴のお台場には数多くの上坂ファン、通称“同志”が集結した。彼らは大橋彩香・津田美波・徳井青空・赤崎千夏・大原さやか・長谷川明子「今よ！ファンタジスタドール」が流れ出すとそのメロディを歌い出し、ライブ時の諸注意を伝えるアナウンスが「同志諸君、元気ですか？」「元気があればなんでもできる」「それでは皆さんご唱和ください。1、2、3」と煽れば「ダー！」を大合唱。開演前から完全に“できあがった”状態に。そんなフロアにけたたましいサイレンの音とともにハードなEDM風のオーバーチュアが鳴り響くと、真紅のライトが激しく明滅するステージに12人のダンサーとともに上坂が登場。彼女は、同志諸君が手にした、何色にも変化するペンライト“トゥインクル

7月27日、上坂すみれの「4thシングル＆LIVE BD/DVD連動イベント ミニLIVE＆お渡し会」が東京・全電通労働会館で昼夜2回にわたって開催された。ここではその昼公演の模様をレポートする。 このイベントはその名の通り、上坂のニューシングル「来たれ！暁の同志」と、ライブBlu-ray / DVD「実録・2.11 第一回革ブロ総決起集会」がリリースされたことを記念して開催されたもの。昼公演には両タイトルの購入者のうち抽選で招待された400人の上坂ファン、通称“同志”が集まった。 System Of A Down「Jet Pilot」、Helloween「March Of Time」、Motley Crue「City Boy Blues」、Queensryche「The Needle Lies」など、ヘヴィメタルナンバーの数々が開場SEとして流れる中、400人が席に着くと、おなじみのオー

前作「坩堝の電圧（るつぼのぼるつ）」から約2年ぶり、通算11枚目のフルアルバムとなる今作。アルバムにはシングル曲「Remember me」「最後のメリークリスマス」をはじめ、ライブですでに披露されている「Liberty & Gravity」や映画「まほろ駅前狂騒曲」の主題歌「There is (always light)」など14曲が収録される。さまざまな時代や文化を取り込んだ、くるり流の新たな多国籍サウンドが堪能できる1枚となりそうだ。 アルバムは初回限定盤と通常盤の2形態が用意される。初回限定盤は7inchサイズジャケット仕様で、300ページを超えるアルバム収録曲全曲の楽譜が付属するほか、「Liberty & Gravity」のハイレゾ音源がダウンロードできるシリアルコードがつく。 くるりは11月より今作を携え全国ツアー「くるりワンマンライブツアー2014『金の玉、ふたつ』」を実施。1

東京スカパラダイスオーケストラが今年デビュー25周年を迎えることを記念した全国ツアー「25th Anniversary Hall Tour 2014 "SKA ME CRAZY"」の最終公演が、7月26日に福島・いわき芸術文化交流館アリオスで開催された。 定刻を少し過ぎた頃、まだ客電が落ちていないステージにスカパラのメンバーが1人ずつ現れ、各自の定位置にスタンバイする。最後にシルクハットと燕尾服を身に付けたGAMO（Tenor Sax）が颯爽とステージに登場。指揮棒を持ったGAMOがステージセンターの指揮台に立つと、サウンドチェックを兼ねるように彼の指揮で茂木欣一（Dr）から順番に音を出していく。全員が音を出し終えたところで、まずは25年前に発売されたスカパラのインディーズデビュー盤「東京スカパラダイスオーケストラ」に収録された「ホリデイ」からライブがスタート。「ホリデイ」の演奏が終了する

7月19日、上坂すみれのフリーイベント「革命的ブロードウェイ主義者同盟 公開プロパガンダ in 船橋オート 屋外特設ステージ」が千葉・船橋オートで開催された。 「公開プロパガンダ」は上坂のファン、通称“同志”だけでなく、一般客や通行人もいるパブリックスペースで彼女がミニライブとトークを繰り広げるイベントシリーズ。過去には東京・新橋駅前SL広場、東武百貨店池袋店8階屋上スカイデッキ広場で“プロパガンダ”を行っている。3度目を数える今回の“プロパガンダ”は、上坂のニューシングル「来たれ！暁の同志」とライブBlu-ray / DVD「実録・2.11 第一回革ブロ総決起集会」が7月16日にリリースされたことを記念して開催されたもの。その会場には「来たれ！暁の同志」のテーマが“未来の走り屋”だったことから船橋オートが選ばれた。なおこの日の船橋オートは休催日。小雨降る中、他会場のレースの車券を買い求め

ナタリー PowerPush - 上坂すみれ ユーロビート、パール兄弟、谷山浩子、そして中野 すべてを飲み込む2枚のディスク 上坂すみれがニューシングル「来たれ！暁の同志」と、ライブBlu-ray / DVD「実録・2.11 第一回革ブロ総決起集会」を同時リリースした。 「来たれ！暁の同志」通常盤は及川眠子作詞、岡部啓一（MONACA）作編曲の90年代ユーロビートテイストの表題曲のほか、サエキけんぞう＆窪田晴男のパール兄弟コンビによるニューウェイブ感あふれる「TRAUMAよ未来を開け!!」、谷山浩子作詞、謎のロシア人Леснойпутешественник（リェスノーイプチシェーストヴニク）作編曲によるロシア民謡オマージュ「無限マトリョーシカ」をパッケージしたアイテム。対する「実録・2.11 第一回革ブロ総決起集会」は上坂が今年の2月11日、建国記念の日に東京・中野サンプラザホールで開催し

× 502 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 160 158 22 シェア これは本日6月27日に東京・ロボットレストランで開催されたワンマンライブ「背徳ロボットライブ～3000枚CD買ってもふられた編～」にて発表されたもの。会場の飛行機型の装置にぶら下がって登場した大森は、ライブのオープニングナンバーとしてシングル表題曲を披露して会場に集まったオーディエンスたちを驚かせた。 「きゅるきゅる」は大森がエイベックスからリリースする最初のシングルで、カップリングには「私は面白い絶対面白いたぶん」「裏」の2曲が収録される。またこのシングルはCD盤とDVD同梱盤の2仕様展開となり、DVDには「きゅるきゅる」のビデオクリップおよび今年3月に行われた東京・LIQUIDROOM ebisu公演の映像が収録される予定。 なおリリース日の9月1

加藤麻季のソロユニット、MARKによる通算4枚目のフルアルバム「Maki・K」が本日6月18日に佐々木敦主宰レーベル・HEADZからリリースされた。 前作「騎士について」から約3年2カ月ぶりとなる本作は、映画音楽やシャンソン、カンタベリーロックなど今まで以上に多彩な要素を含む、バンド感のあるストレンジポップ集。ゲストとして過去作にも参加している中尾勘二（NRQ、かえる目、コンポステラ、ストラーダ）がほとんどの楽曲でドラムを叩いているほか、1曲目「言葉にならない想いが暴発する」ではどついたるねんのワトソン、うがい、先輩の3人がコーラスを手がけ、ラストを飾る「ハッキネン」では嶺川貴子が作曲とボーカルを担当している。 8月23日には東京・渋谷7th FLOORでこのアルバムのリリースパーティが行われることが決定。MARKはソロのほか、中尾勘二らを迎えたMARK with Lavendaasとして

2012年7月に肺炎のため亡くなった元MUTE BEATのベーシスト、松永孝義の3回忌にあわせて、彼のライブアルバム「QUARTER NOTE～The Main Man Special Band Live 2005-2011」が本日6月18日にリリースされた。 今作は松永が2004年にリリースした唯一のソロアルバム「The Main Man」の発売タイミングに、彼が結成したリーダーバンド・松永孝義 The Main Man Special Bandの未発表ライブ音源集。楽曲テイクの決定や選曲はバンドメンバーが担当しており、ライナーノーツはともにMUTE BEATのメンバーとして活躍していたこだま和文が書き下ろしている。またアルバムタイトルは松永が参加していたTOMATOSのボーカル、松竹谷清が命名した。 なお7月11日には今作の発売記念もかねて、東京・西麻布新世界にて「松永孝義 三回忌ライ

MUTE BEAT、THEATRE BROOK、キセルなどで幅広く活躍するキーボードプレイヤー、エマーソン北村のソロアルバム「遠近（おちこち）に」が7月16日にリリースされる。 アルバムにはKilburn & the High Roadsの「The Call-Up」、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の楽曲「I've Grown Accustomed to Her Face」のカバーを含む全14曲を収録。オリジナルの作詞・作曲およびトラックメイキング、演奏、録音、ミックスの全行程をエマーソン自身が手がけた1枚だ。 公式YouTubeチャンネルにはアルバム発売に先駆けて予告映像がアップされており、オフィシャルサイトには今後エマーソン本人によるアルバム解説が随時掲載される。 エマーソン北村「遠近に」収録曲 01. 時の話 02. 新しい約束 03. Two Friends 04. 10時の手

上坂すみれが7月16日にリリースする4thシングル「来たれ！暁の同志」とライブDVD / Blu-ray「実録・2.11 第一回革ブロ総決起集会」の収録内容およびジャケットデザインが発表された。 「来たれ！暁の同志」のカップリングには、上坂がファンと公言するパール兄弟のメンバー、サエキけんぞうと窪田晴男の書き下ろし曲「TRAUMAよ未来を開け!!」を収録。通常盤にのみ収録される「無限マトリョーシカ」は、同じく上坂が敬愛する谷山浩子が作詞を手がけており、作・編曲には謎のロシア人、Лесной пу тешественник（リェスノーイプチシェーストヴニク）の名がクレジットされている。ジャケット写真は「未来の走り屋」がテーマで、1990年代のテクノデザインにオマージュを捧げた仕上がり。初回限定盤には上坂の描き下ろしイラストが使用されたジャケットサイズのポストカードが封入される。 そしてライブ

勝手にしやがれと渡辺のコラボレーション作品のリリースは、2006年に勝手にしやがれ＋THE ZOOT 16名義で発表されたシングル「バーフライズ・ストンプ」以来およそ8年2カ月ぶり。今作「PLAY」には疾走感のあるジャズパンクナンバー「シャイン・サンシャイン」やラテン調のサウンドが印象的な「Jezebel」など全6曲が収録される。 なお勝手にしやがれ＆渡辺俊美は7月9日に愛知・名古屋CLUB QUATTROにて開催されるライブイベント「"Nagoya Club Quattro 25th Anniversary "QUATTRO MIRAGE VOL.7 ～powered by TOWER RECORDS～」に出演する。この日のライブには対バン相手としてSOIL & "PIMP" SESSIONSの出演も決定している。また6月28日には東京・タワーレコード渋谷店B1 CUTUP STUDIO

× 317 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 199 215 40 シェア

今作はCD盤とDELUX盤のほか、1500セット限定の“愛しの愛DOLL BOXセット”という3仕様展開となる。全仕様共通のCD「PERFECT BEST」には、これまでのBiSの楽曲からセレクトされた15曲と松隈ケンタによる新曲「ただ泣いて」が収録される。現体制以前の楽曲は現メンバーによって新録され、さらにインディーズ時代のナンバーはトラックも再レコーディングが行われている。 DELUX盤には彼女たちによるカバー音源集「COVER BEST」と、28作ものビデオクリップを収めたDVD「MUSIC CLIP集」が同梱される。DELUX盤の初回限定パッケージは感温スリーブ仕様となり、ゴミ袋部分を温めると中の絵が出てくるジャケットになっている。 さらにBOXセットには全編沖縄ロケ映像の「BiS in OKINAWA」、全国ツアードキュメンタリームービー「“BiS after all” Tour

小島麻由美がおよそ4年5カ月ぶりの新作となるミニアルバム「渚にて」を7月9日にリリース。同日には東京・WWWにてリリース記念ワンマンが開催されることも決定した。 来年の7月21日にデビュー20周年を迎える小島。アニバーサリーイヤーに向けての第一歩として発表されるミニアルバム「渚にて」には彼女の活動を初期から支える塚本功（ネタンダーズ、SLY MONGOOSE）をはじめとするネタンダーズのメンバーを中心に、カジヒデキ、八馬義弘（ハッチハッチェルオーケストラ、ex. デキシード・ザ・エモンズ）といったゲストを迎えて作り上げられた6曲が収められる。 オフィシャルサイトではCDリリースに先駆けて、5月29日までの期間限定でダイジェスト音源のフリーダウンロードを実施中。またYouTubeではVIDEOTAPEMUSICの編集による約1分半のトレイラー映像を観ることができる。秋には通算9枚目のフルアル

土生"TICO"剛（LITTLE TEMPO）とicchie（ex. DETERMINATIONS）によるユニット、Tico＆icchieが邦楽をレゲエアレンジでカバーしたアルバムの第2弾「青春レゲエ・パート2」を7月23日にリリースする。 この作品には、2012年発売の前作に続いての参加となる中納良恵（EGO-WRAPPIN'）、武田カオリ（TICA）、チエコ・ビューティーのほか、ハナレグミ、畠山美由紀、そして元ZELDAのサヨコの娘で現在14歳のアリワがゲスト参加。松田聖子や荒井由実などによる今のなお歌い継がれる名曲のカバーが収められる。 さらに本作には、レゲエのマナーにのっとってインストバージョンも収録。ジャケットは前作と同じく水森亜土のイラストを使用している。 Tico＆icchie「青春レゲエ・パート2」収録曲01. 赤いスイートピー（松田聖子） / チエコ・ビューティー 02.

「サイダーの庭」は前作「ひみつ」以来1年3カ月ぶりにリリースされる8曲入りのオリジナルアルバム。本作はエンジニアリングをGOK SOUNDの近藤祥昭が担当しており、全編にわたって素朴なバンドアンサンブルと清涼感のある歌声を堪能できる内容となっている。またジャケットイラストは西村ツチカによるもので、16ページのカラーブックレット付きデジパック仕様となる。 なお現在アルバムの“ボツトレイラー”映像がYouTubeで公開されており、澤部渡（Vo, G）がコンガを叩く映像とともに各収録曲をダイジェストで聴くことができる。 スカート「サイダーの庭」収録曲 01. さかさまとガラクタ 02. アポロ 03. 都市の呪文 04. ラジオのように 05. サイダーの庭 06. はなればなれ 07. 古い写真 08. すみか ※記事初出時、一部本文に事実誤認がございました。訂正してお詫びいたします。 ■スカ

BiSが5月28日にラストシングル「FiNAL DANCE / nerve」をリリース。本作のジャケット写真および新しいアーティスト写真が公開された。 これまで全裸、スキンヘッド、スクール水着、血まみれといったアイドルらしからぬ風貌で話題をさらってきたBiS。新作ジャケットは沖縄の青い空、砂浜、海がそろったロケーションで撮影されたもので、ビキニを着た笑顔のメンバーがフィーチャーされている。 今作には7月8日の神奈川・横浜アリーナ公演をもって解散する彼女たちの今の気持ちがつづられたパワーロックチューン「FiNAL DANCE」と、現在のメンバーでリテイクされた代表曲「nerve」に加え、この2曲のアカペラバージョンとインストバージョンも収められる。 シングルはCD盤、DVDが付属するLIVE盤とMV盤を用意。LIVE盤には3月3日に東京・TSUTAYA O-EASTで行われたライブ映像、MV

「birdcore!」は前作「ツバメ・ノヴェレッテ」から約1年3カ月ぶりにリリースされるフルアルバム。本作には日本テレビ系でオンエアされ話題となったドラマ「明日、ママがいない」の主題歌「誰か私を」など11曲が収録されている。制作陣にはAOKI takamasa、トイ楽器プレイヤーの良原リエ、□□□の村田シゲ、ビューティフルハミングバードの田畑伸明など多彩なメンバーが参加した。なお本作の初回限定盤には「誰か私を」のビデオクリップを収録したDVDが同梱される。 現在コトリンゴのオフィシャルサイトには今作の全収録曲について本人のコメントが掲載されている。アルバムの聴く際などに各曲のイメージや制作背景をぜひチェックしてみよう。 コトリンゴ「birdcore!」収録内容 CD 01. 種まき 02. terrarium 03. ツバメ号 04. 誰か私を 05. 白い鳥 06. 読み合うふたり 07