眼鏡っ子は俯きがちに歩いていることが多い。その理由について、非眼鏡っ子の方々は「内気だから」とか「人見知りだから」とか思っていないだろうか? 否、断じて否。そこには歴とした物理的な原因が存在しているのだ。 まずはこちらを見ていただこう。 これは非眼鏡っ子を簡単な図で表したものである。赤い部分が非眼鏡っ子の視界である。非眼鏡っ子は目が良いので、広く遠く見渡すことが出来る。羨ましい限りだ。 次に、こちらの図である。 これは眼鏡っ子を簡単な図で表したものである。赤い部分が眼鏡っ子の視界である。水色の楕円は眼鏡のレンズである。眼鏡っ子の視力は低く、そして視界が狭い。眼鏡のフレームの外側はまったく見えないと言っていい。よって、どうしても足元に「死角」が出来てしまうのだ。 だから、眼鏡っ子の姿勢はこうなる。 俯いてしまうのだ。だって足元が見えないんだもん。しょうがないよね。 …当たり前の話すぎて困る。