「萌え」にはビジネスチャンスがある。 オタク向けと侮っては、ビジネスチャンスは逃げてゆく。では、そんな「萌えビジネス」は一体どのような世界なのか? 『浜田ブリトニーの漫画でわかる萌えビジネス 2』(小学館/刊)では、アニメ産業のギャラやリクープ(投資資金回収)手段、絵が描けない人でも簡単に作れるマンガ作成ソフト、萌えビジネスで成功した企業などを、浜田ブリトニーさんがマンガで紹介する。 何気なく見ている30分のテレビアニメを製作するには、いくらかかるかご存知だろうか? その答えは1200万から1500万円だ。例えば、「ONE PIECE」を1話作るのに1100万円かかる。そのため、製作会社はこの1100万円をリクープ(回収)しなければならないということになる。 ではどうするのか。まず、テレビ局側から900万円の制作費がもらえる。残りの200万円はプロダクションや広告代理店が集めるか、制作会社