ちばてつや先生総評 今回も、色々な絵柄・作風・世界観の作品がバラエティ豊かに集まり、嬉しく思いました。最終選考まで残った作品は、いずれもレベルが高かったですね。どれが大賞にきてもいいんじゃないかなあって思うほどでした。「ちばてつや」という名前を掲げた賞なので、僕の作風に偏ってしまうのではと心配しているんですが、皆さん予想を超えて個性的で、実に愉しかったです。
■マン・オブ・スティール (監督:ザック・スナイダー 2013年アメリカ映画) ■絨毯爆撃の如き破壊力 ヤヴァイ。『マン・オブ・スティール』が最高にヤヴァイ。『マン・オブ・スティール』は、オレがこれまで観てきたヒーロー映画全てを叩き潰す勢いの、あたかも絨毯爆撃の如き破壊力を持った映画だった。『マン・オブ・スティール』は、ヒーロー映画であると同時に、異世界を描くSF映画であり、家族愛についての映画であり 、分裂したアイデンティティの物語であり、地球侵略SFであり、戦争映画であり、そして凄まじい格闘を描く映画でもあり、そしてそれらの要素が濃縮され、ハイスピードで描写される、恐るべきジェットコースター・ムービーとして完成していたのだ。 ■圧倒的な異世界の情景、そして家族愛の物語 冒頭に描かれる、破滅に瀕したクリプトン星の描写にまず息を呑まされる。そこは科学が高度に発達した、光り輝くユートピアのよ
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