タグ

ブックマーク / globalhead.hatenadiary.com (32)

  • 2016年オレ的映画ベストテン!! - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■今年観た映画のベストテン的ななにか という訳で毎年恒例【オレ的映画ベストテン!!】2016年版をお送りします。しかし今年も実のところ大作話題作しか観てませんね。だから並んでいるのは誰もが知っている様な有名作ばかりで眺めてみても少しも面白くありません。あんまりたいした数観て無いのでビデオスルー作品まで入ってる始末です。それと、今年大いに話題になった『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』も観てません。観て無いのは単に興味湧かないからなんですが、これだけでもどれだけ時流に乗り遅れてるか分かると思われます。まあ映画なんて好きなもの観てりゃあいいじゃないですか。あと順位は思い付きです。というわけで限りなく適当に始めることにします。ではいってみよう! 第1位:pk (監督:ラージクマール・ヒラーニ 2014年インド映画) 耳ッ!「神と宗教の質」というややこしいテーマを描きながら、観客は

    2016年オレ的映画ベストテン!! - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2016/12/29
  • 今度の舞台は第一次世界大戦だ!〜ゲーム『バトルフィールド1』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    (前回までのあらすじ)(もはやゲームレヴューでもなく単なる歳時記)(そもそもゲームレヴューじゃない)オレは疲弊していた。なぜなら歳だからである。ちょっとしたことで疲れるのだ。オマケに仕事も忙しい。最近なんて毎日残業2時間だぞ。1時間でも多いってぐらいなのに。疲れる。大いに疲れる。こんなに忙しくて疲れていたらゲームなんかやってる暇ないじゃないか。なにしろ仕事の疲れには酒が一番だからな。そんな訳で、いつものことだが酒に溺れる毎日であり、ゲームなんかしている暇などないのである。 しかしだ。年末のゲーム発売ラッシュというのが来やがったのである。この間の『Gears Of War 4』を皮切りに、『バトルフィールド1』『マフィア2』『タイタンフォール2』『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』さらにトドメとして『人喰い大鷲トリコ』が発売されるではないか。神よ、あなたはオレに何をさせ

    今度の舞台は第一次世界大戦だ!〜ゲーム『バトルフィールド1』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2016/11/14
  • 映画『ウォークラフト』はハイ・ファンタジー映画の傑作として評価していいと思う。 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■ウォークラフト (監督:ダンカン・ジョーンズ 2016年アメリカ映画) 『ロード・オブ・ザ・リング』からこちら、それまでぽつぽつと作られていたファンタジー作品が俄然市民権を得て多数作られるようになってきたが、『LOTR』続編である『ホビット』やケーブルTV作品『ゲーム・オブ・スローンズ』あたりを除けば、どことなく子供向け、ファミリー向けの作品が多く、完成度の高い作品もあるにせよ、個人的にはそれほど熱狂することがなかった。 『ミッション:8ミニッツ』『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督がゲーム作品『ウォークラフト』を監督すると聞いた時は、期待半分と不安半分だった。ゲーム『ディアブロ』でも有名なブリザードが製作した『ウォークラフト』は世界中で絶大な人気を誇るリアルタイム・ストラテジー・ゲームとして知られ、自分は『ウォークラフト3』をプレイしただけだが、そのゲーム・システムと確固たる世

    映画『ウォークラフト』はハイ・ファンタジー映画の傑作として評価していいと思う。 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2016/07/21
  • メイド・イン・イングランドの狂気〜映画『キングスマン』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■キングスマン (監督:マシュー・ヴォーン 2015年イギリス映画) どの国にもその国なりの狂気の在り方があると思うが、こと映像媒体で観るならやはりアメリカとイギリスの狂気の在り方は抜きん出ていて目を見張らせるものがある。そしてこの両者を比べるなら、アメリカはエクストリームな狂気、対してイギリスはシニシズムな狂気ということができるだろう。もう少し判り易く言うならアメリカは肉体派のキチガイであり、イギリスは頭脳派のキチガイであるということである。そしてそれぞれの狂気の根っこにあるのは、アメリカなら未熟で新しい国の【野蛮さ】に根ざしたものであり、イギリスなら近世から近代にかけて歴史の上で散々行ってきた残虐を極める蛮行の末の【こじらせまくった結果】であるんじゃないかとオレなんかは思う。 『キングスマン』はコミック原作のスパイ・アクション映画である。「キングスマン」なるイギリスの秘密諜報部があって

    メイド・イン・イングランドの狂気〜映画『キングスマン』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2015/10/17
    キングスマン
  • IFFJ/インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2015で『ラムリーラ』と『バン・バン!』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■(老体に鞭打ち)5時間ハシゴしてきたIFFJ 先日12日の祝日はヒューマントラストシネマ渋谷で開催されている「IFFJ(インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン)2015」に行って参りました。 IFFJは「インドと日映画の共通プラットフォームを提供することを目的として創設」されたもので、要するに「字幕付きのインド映画ヒット作をみんなで観ようじゃないか!」というフェスティバルなんですな。最近では日でもインド映画の公開作も増えてきており、ヒット作も生まれていますが、それでも紹介数はまだまだ微々たるものです。さらに一般のお客さんへの浸透はまだまだみたいで、日側の興行主もインドでヒットしたからといってホイホイと日でロードショー公開をしてくれなくて、それでこういったフェスを開くことによりできるだけインド映画の日公開を増やそうと頑張られているということなんです。いやホント、面白

    IFFJ/インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2015で『ラムリーラ』と『バン・バン!』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2015/10/17
    インド映画
  • 本当の俺はこうじゃない〜映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 2014年アメリカ映画) 長回しの凄い映画でしたね(棒読み)。 (でもどうして長回しだと凄いんだろう…) あとはうーんっと…なんだか主人公が始終ウダウダグダグダしまくってて、そこん所うんざりさせられた映画だったなあ。まあ退屈はしなかったんですが、絶賛するほどの映画かあ?てな感じ。 アメリカ演劇に携わる人間の逡巡と葛藤を描いた映画なんですが、観てるオレ自身が演劇とかブロードウェイとか興味ないので「どうでもいいやあ」と思えてしまうんですよ。アメリカ人はブロードウェイ演劇だのショウビズ絡みが好きだからその辺であっちの国ではウケたんでしょうけどね。 自らが初演出初出演の演劇作品に携わることの苦悩、ってのは分かるんですが、なーにしろ主人公グダグダし過ぎで、「おめーは覚悟ってもんが足りねーんだよ!」とイ

    本当の俺はこうじゃない〜映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2015/04/12
  • 『WIRE13』に行ってきた - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■クラブなどで見かけるこんな人たち 横浜アリーナで開催された『WIRE13』に、一人で行ってきた。 唐突だが以前からクラブなどで見かけるこんな人たちについてあれこれ疑問がある。 ◎こんなクラバーはいったいどうなっているのか ・真っ暗なクラブでわざわざサングラスをかけている人は何かの限界に挑戦しているのであろうか。 ・蒸し暑いクラブでわざわざニット帽をかぶっている人は何か宗教的な戒律のせいでそうせざるを得ないのであろうか。 ・わざわざピンヒールを履いて踊っている女子は意地悪な仲間たちに罰ゲームをさせられているのであろうか。 ・ファッショナブルというよりも単なる面白コスプレとしか見えない人たちは実は別の惑星からこの地球に降り立った人たちなのであろうか。 疑問は尽きない。 ■『WIRE』に行くときの心得 さて『WIRE13』である。遂にこの間齢51歳となったオレなのだが、この歳でオールでダンス、

    『WIRE13』に行ってきた - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/09/19
  • 最強の男の、最強の映画。~『マン・オブ・スティール』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■マン・オブ・スティール (監督:ザック・スナイダー 2013年アメリカ映画) ■絨毯爆撃の如き破壊力 ヤヴァイ。『マン・オブ・スティール』が最高にヤヴァイ。『マン・オブ・スティール』は、オレがこれまで観てきたヒーロー映画全てを叩き潰す勢いの、あたかも絨毯爆撃の如き破壊力を持った映画だった。『マン・オブ・スティール』は、ヒーロー映画であると同時に、異世界を描くSF映画であり、家族愛についての映画であり 、分裂したアイデンティティの物語であり、地球侵略SFであり、戦争映画であり、そして凄まじい格闘を描く映画でもあり、そしてそれらの要素が濃縮され、ハイスピードで描写される、恐るべきジェットコースター・ムービーとして完成していたのだ。 ■圧倒的な異世界の情景、そして家族愛の物語 冒頭に描かれる、破滅に瀕したクリプトン星の描写にまず息を呑まされる。そこは科学が高度に発達した、光り輝くユートピアのよ

    最強の男の、最強の映画。~『マン・オブ・スティール』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/09/06
    マン・オブ・スティール
  • 2013-04-30 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ  ヘタレと化したトニーさんと未完成アイアンマンスーツを襲う危機また危機!~映画『アイアンマン3』

    ■アイアンマン3 (監督:シェーン・ブラック 2013年アメリカ映画) マーベル・ヒーロー映画『アイアンマン』の第3作です。とはいっても、アイアンマンは去年公開された"最強ヒーロー大集合映画"『アベンジャーズ』でも大活躍の様子を見せていますから、ある意味アイアンマン映画の第4作目ということもできるんですね。そして物語のほうもこの『アベンジャーズ』における戦いの後のアイアンマンであり中の人であるトニー・スタークを描いているんですよ。だから物語冒頭では「『アベンジャーズ』における過酷な戦いでPTSDを起こしてしまったトニー・スターク」が登場します。 しかしそのトニーさん、PTSDとはいえ、相変わらず新スーツの開発に余念がありません。そもそも『アベンジャーズ』の時にマーク7だったのに、あれからたった1年で42体目のマシンを実験している有様。ってェことは単純計算すると1ヶ月で3体、つまりは10日で

    2013-04-30 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ  ヘタレと化したトニーさんと未完成アイアンマンスーツを襲う危機また危機!~映画『アイアンマン3』
    terata
    terata 2013/04/30
    アイアンマン3
  • 北フランスの港町を舞台に描かれる人情物語~映画『ル・アーヴルの靴みがき』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■ル・アーヴルのみがき (監督:アキ・カウリスマキ 2011年フィンランド/フランス/ドイツ映画) 北フランスの港町ル・アーヴルに、磨きを生業としながらつましい生活を営む老夫婦、マルセル爺さんとアルレッティ婆さんがおったわけですよ。ある日その夫婦のもとににコンテナに隠れてアフリカからの不法入国の少年がころがりこむんですな。折りしもアルレッティが病に倒れ、心境穏やかではないマルセル爺さんでしたが、警察のしつっこい捜査にもめげずご近所さんと協力し合い、少年を家族の待つイギリスに送り届けようとするんです。マルセル夫婦にしろご近所さんにしろ、決して裕福ではないどころか清貧と呼んでいいほどの貧しさの中にあるんですが、それでも不幸な身寄りの少年を助けようと八方手を尽くす様がいじらしい人情映画となっているんですな。 フィンランドの映画監督、アキ・カウリスマキの作品は『レニングラード・カウボーイズ・

    北フランスの港町を舞台に描かれる人情物語~映画『ル・アーヴルの靴みがき』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/04/16
    港町を舞台に描かれる人情物語〜映画『ル・アーヴルの靴みがき』
  • 映画『クラウドアトラス』は時空を超えたアストロ球団だったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■クラウドアトラス (監督:ラナ・ウォシャウスキー/トム・ティクヴァ/アンディ・ウォシャウスキー 2012年ドイツアメリカ・香港・シンガポール映画) 奴隷制の未だ残る19世紀の過去から文明の崩壊した24世紀の未来へ、時空を超越した6つの物語が交互に描かれてゆくというグランドホテル形式の映画『クラウドアトラス』であります。 その6つの物語とは次のように成り立っているんですな。 1849年、南太平洋。奴隷売買を託された青年ユーイングは、その帰路で逃亡奴隷に命を助けてくれ、と懇願される。 1931年、スコットランド。作曲家志望の青年フロビシャーは天才作曲家の元に身を寄せるが、その作曲家は因業な頑固ジジイだった。 1973年、サンフランシスコ。ある女性ジャーナリストが原発関連の汚職を追及するが、殺し屋に命を狙われる。 2012年、イングランド。老編集長は金銭トラブルから逃げようと兄を頼るが、彼は

    映画『クラウドアトラス』は時空を超えたアストロ球団だったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/03/27
    映画『クラウドアトラス』は時空を超えたアストロ球団だったッ!?
  • ナノスーツを着て極悪エイリアンと戦え!〜ゲーム『クライシス3』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    「ナノ・スーツ」と呼ばれるパワード・スーツを着こんだ主人公が極悪な敵兵士や気色悪い宇宙人をバリバリと撃ち殺しまくってゆくSFタイプのFPSゲーム『クライシス』シリーズの第3作目、完結編であります。 ゲームの主軸となるのは「ナノ・スーツ」の機能を駆使した戦いです。「アーマー」と呼ばれる戦闘服の装甲強化、「クローク」と呼ばれる光学迷彩、この二つを使い分けながら敵を倒してゆくわけです。しかしこんなハイテク戦闘服を身に着けている割に、これらの機能を使っていないとすぐやられちゃうのがちょっと悲しい訳なんですな。舞台は前作で壊滅させられたニューヨーク・シティ、ここは今瓦礫と化したビルをジャングルが覆い尽くし、さらにナノ・ドームと呼ばれる構造物により7つの異なる環境に仕切られた世界へと変貌しております。 自分はこの『クライシス』シリーズ、『1』も『2』もプレイしておりますが、この『3』をプレイしてみた感

    ナノスーツを着て極悪エイリアンと戦え!〜ゲーム『クライシス3』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/03/27
    ナノスーツを着て極悪エイリアンと戦え!〜ゲーム『クライシス3
  • 残酷な運命を乗り越えるために~映画『シュガー・ラッシュ』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■シュガー・ラッシュ (監督:リッチ・ムーア 2013年アメリカ映画) I. ゲーム好きを公言している自分ではありますが、実は自分がゲームを始めたのはスーパー・ファミコンになってからで、その後もっとリアルなゲームがやりたい、という理由でPCゲームに移ったんですよね。コンシューマー機に関してもSFC以降のものはだいたい購入していましたが、ことファミコンに関しては「かつての名作と呼ばれていたRPGをプレイしてみる」程度にしか触っていなかったりします。だからいわゆる8ビット・ゲーム、「インベーダー」や「パックマン」、そしてファミコン第一世代を代表するようなゲームはきちんやってないし、思い入れも特にないんですよ。スーパーマリオもソニックも、きちんとやってなかったりしています。どうもゲームゲーム性それ自体よりも、ゲームが創出するグラフィック・パワーのほうに目を奪われたほうなんですよね。そんなわけで

    残酷な運命を乗り越えるために~映画『シュガー・ラッシュ』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/03/27
    残酷な運命を乗り越えるために〜映画『シュガー・ラッシュ』
  • 私の夫は森の中に消えた~『ロスト・シティ・レディオ』 ダニエル・アラルコン著 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    舞台は内戦状態にある架空の国の首都。行方不明者を探すラジオ番組「ロスト・シティ・レディオ」の女性パーソナリティーのもとを、ある日ひとりの少年が訪ねてくる。ジャングルの村の人々が少年に託した行方不明者リストには、彼女の夫の名前もあった。次第に明らかになる夫の過去、そして暴力に支配された国の姿―。巧みなサスペンスと鮮烈な語り。英語圏、スペイン語圏の双方で高い評価を獲得してきたペルー系アメリカ人作家による初長篇。PEN/USA賞、ドイツ・国際文学賞、受賞作。 ラテンアメリカ歴史は内戦に彩られてる。ニカラグア、エルサルバドル、ウルグアイ、グアテマラ…それらは数え上げていけばきりがないが、その中で夥しい血が流され、人の住むべき地は破壊され、そして気の遠くなるような数の死体が積み重ねられたことは間違いない。それら破壊と死は、生き残った者にも傷跡を残す。惨たらしい監禁と拷問を受け心と体に生涯残る傷を負

    私の夫は森の中に消えた~『ロスト・シティ・レディオ』 ダニエル・アラルコン著 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/03/27
    ]私の夫は森の中に消えた〜『ロスト・シティ・レディオ』 ダニエル・アラルコン著
  • ナノスーツを駆使して異星人と戦え!〜ゲーム『クライシス2』 (XBOX360) (PS3) (PC) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    2023年ニューヨーク、疫病と異星人の侵略で瓦礫と死体の山になってしまったこの街を舞台に、「ナノ・スーツ」と呼ばれるハイテク戦闘スーツを着た男を主人公として繰り広げられるSFタイプのFPSゲームです。 このゲームの主軸となるのはまずこのナノ・スーツの機能を駆使した戦いですね。「アーマー」と呼ばれる戦闘服の装甲強化、「クローク」と呼ばれる光学迷彩、この二つを使い分けながら敵を倒してゆくわけです。敵とガチバトルするときは「アーマー」を、隠密行動するときは「クローク」を使って難局を乗り切るわけですね。これらはそれぞれパワーを消費し、時間が経つとその効力は失われるので、特殊機能使いっぱなしということが出来ません。この時間勝負のせめぎあいがゲームをエキサイティングにしているんですね。 逆に言うと、ハイテク戦闘服を身に着けている割に、これらの機能を使っていないとすぐやられちゃうようなゲーム・バランスに

    ナノスーツを駆使して異星人と戦え!〜ゲーム『クライシス2』 (XBOX360) (PS3) (PC) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/02/27
  • 海と虎と少年のオデッセイ~映画『ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日 (監督:アン・リー 2012年アメリカ映画) デヴィッド・ボウイの初期の作品に『Space Oddity』という名曲があります。なんらかの理由で地球との接続を失った宇宙船の飛行士が、宇宙空間から青く輝く地球を見上げ、その美しさに感嘆しながらも、「自分に出来ることは何も無い」と呟くという曲です。タイトルの『Space Oddity』はキューブリックの映画『2001:A Space Odyssey(2001年宇宙の旅)』をもじったもの。この『2001:A Space Odyssey』というタイトル自体、ホメロスの『オデュッセイア』から来たものなのでしょう。ホメロスの『オデュッセイア』は、「英雄オデュッセウスがトロイア戦争の勝利の後に凱旋する途中に起きた、10年間にもおよぶ漂泊が語られ*1」たものですが、「漂泊の叙事詩」として新たに名作として名を

    海と虎と少年のオデッセイ~映画『ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/01/30
  • ウーパー!?ルーパー!~映画『LOOPER/ルーパー』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■LOOPER/ルーパー (監督:ライアン・ジョンソン 2013年アメリカ中国映画) 2074年、タイムマシンが可能になった未来。その未来では殺人が簡単に足がつくため、ある犯罪組織がタイムマシンを悪用し、消したい人間を30年前の過去に送り出し、そこでルーパーという殺し屋に処刑させていた。主人公はルーパーの一人、ジョー。しかしそんなジョーのもとにある日、処刑されるべく送られてきたのは、30年後の自分だった。30年前のジョーを殴り倒し逃走するオールド・ジョー。オールド・ジョーは実は、自らの悲惨な事件を変えるために、過去へとやってきたのだ。そしてヤング・ジョーは"未来の運命を変えるためにやらなければならない殺人"のターゲットを知り、苦悩する。 ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリス主演のタイム・トラベル・テーマSF映画、『LOOPER/ルーパー』です。「苦痛に満ちた未来を変えるため

    ウーパー!?ルーパー!~映画『LOOPER/ルーパー』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/01/15
    ウーパー!?ルーパー!〜映画『LOOPER/ルーパー
  • 今年面白かったコミック・バンドデシネ総集編! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    今週は今年面白かった様々なものを紹介しています。今日は【コミック篇】。 ●KABA2、GENGA - OTOMO KATSUHIRO ORIGINAL PICTURES / 大友克洋 OTOMO KATSUHIRO ARTWORK KABA2 作者: 大友克洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/01/31メディア: コミック購入: 8人 クリック: 105回この商品を含むブログ (10件) を見るGENGA - OTOMO KATSUHIRO ORIGINAL PICTURES - 作者: 大友克洋原画展実行委員会出版社/メーカー: パイインターナショナル発売日: 2012/04/23メディア: ペーパーバック購入: 6人 クリック: 123回この商品を含むブログ (12件) を見る大友克洋のアートワーク集『KABA2』、そして今年公開された大友克洋GENGA展の公式図録『GEN

    今年面白かったコミック・バンドデシネ総集編! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/01/05
    今年面白かったコミック・バンドデシネ総集編
  • ”シェイクスピア四大悲劇”というやつを読んでみた - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    何の間違いかあろうことにこのオレが【シェイクスピア四大悲劇】と呼ばれる四作品、『リア王』『マクベス』『ハムレット』『オセロー』を集中的に読んでしまいました。最初はどこかの書評で「『リア王』はとりあえず読んどくべし」と書かれていたのを見て、「まあ教養の一環として読んどくべか」と思い購入、そして読み進めてみるとこれが想像以上に面白い、想像以上どころかとんでもなく面白い、「こりゃついでに【シェイクスピア四大悲劇】というやつを全部読んでしまおう!」とばかりに四作一気呵成に読了してしまったんですな。オレはこういった古典文学を読むクチでは全然ないんですが、世界に名だたる文豪であるシェイクピア作品をこうしてまとめて読んだのはいい体験でした。まあ、全部が薄いから読むの簡単だしね!というわけで、英国文学にも古典文学にも何の知識も無いオレですが、恥さらしではありますけれどもざっと感想などを書いて見たいと思い

    ”シェイクスピア四大悲劇”というやつを読んでみた - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/01/05
    シェイクスピア四大悲劇”というやつを読んでみた
  • 2012年オレ的映画ベストテン! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    さて今年の締め括りの日記総括週間、今日は映画篇ということで毎年やってる【オレ的映画ベストテン!】をお送りしたいと思います。それでは行ってみよう! 1位:ホビット 思いがけない冒険 『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚である「ホビットの冒険」サーガの序章、満を持しての登場であります。いやあ、天晴れでありました。もうね、その風格と完成度の高さ、面白さから今年のベストワンはこの映画で十分でしょう。『LOTR』の持つ凄まじいクオリティのさらに上を目指そうとする気概がビンビンと伝わってきました。文句をつけるところがどこにもない、ほとんど完璧に近い【娯楽映画】として後世まで長く伝わるであろう作品が、これから第2部第3部と観る事ができるのは、映画好きの端くれとして実に幸福に感じます。なにより、きちんと出来たファンタジー・ストーリーというのは、フィクションとして無敵であると思います。 【レビュー:映画『ロ

    2012年オレ的映画ベストテン! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    terata
    terata 2013/01/05
    2012年・オレ的映画ベストテン!