障害の有無、国籍、性、あらゆる境界を取っ払って、ストリート・ダンスの熱気がお客さんに伝わっていたと思います。通りがかりの人も含めて、このような場でダンスと社会の接点をつくれたことはすごく意義のあることでした。 私自身も20年以上前からダンスに関わっていますが、ダンスの社会的な地位はまだまだ低い。それを改善させたいという思いで「ODORIBA」を始めました。ブレイクダンスを含むヒップホップカルチャーは1980年代半ば頃に日本に上陸して、脈々と続いてきました。ただ、どうしてもクローズドなコミュニティになりがち。ストリートダンスを通じて社会的なメッセージを表現することは、ダンスの魅力をより広く、深く伝えることにもつながる。今回の「True Colors DANCE」に協力させて頂いたのはそんな思いもありました。ダンスはさまざまな「違い」を超えて楽しめるコミュニケーション・ツールですから。 今回工