体育教師への道を断念、ブレイキンの世界へ 2024年夏パリ、ブレイクダンス=ブレイキンがいよいよオリンピック競技となる。 現在も出場をかけた戦いが世界各地で行なわれているが、すでに五輪行きの切符を手にしたShigekix(半井重幸)はじめとする日本人選手のメダルへの期待も大きい。 しかし、ここまでブレイキンが競技化するまでには、さまざまな紆余曲折や軋轢があったという。 その実現へ向けて国内外を奔走し、全力で出場選手をサポートするのが、BBOY KATSU ONEこと石川勝之だ。 「ダンスは中学ぐらいから興味があったんですけど、高校生までバレーボール部に所属し、その後体育教師になるために体育大学に進学しました。でも、その頃にいよいよブレイキンに夢中になって、いろんな練習場やバトル、世界中の国々をまわって、たくさんの仲間を作って、そのカルチャーの素晴らしさにハマったんです!」 大学在学中には教