「ルネッサンスの勝負師カルダーノ、幾何学者パスカル、(略)粘り強いブラック、おしゃべりショールズ、ケネス・アロー、ハリー・マーコビッツ。彼らは皆、リスクの認識を変えることで、損失の可能性を利益機会へ、『運命』と『神による原構想』を洗練された確率に基づく将来の予測へ、そして手も足も出ない無力状態を選択可能な状態へ、と変えていった」p451 ピーター・L.バーンスタイン『リスク 神々への反逆』(日本経済新聞社, 1998) ★本の概要 投資顧問会社出身のコンサルタント兼ジャーナリストが著者。不確実性/リスクに対して、人類が思考してきた歴史を綴る。ギリシャ時代から現代金融工学まで一気に語られる。 ★人の不合理な動き ケインズや、ゲーム理論を生み出したフォン・ノイマンによる合理主義に対して、ノーベル賞経済学者のカーネマンらが解いた非合理な人間の姿が面白い。 不確実よりも確実を重視すると思いがちだが
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