南仏・ピエールラット(Pierrelate)にあるワニ園で飼育されているワニ(2014年9月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEFF PACHOUD 【10月16日 AFP】約1億5000万年前に沿岸水域や河口に隠れすんでいた現代のワニの祖先は、鼻先から尾の先までの全長が9.26メートルもあったとの研究論文が15日、英国王立協会(Royal Society)のオンライン科学誌「ロイヤルソサエティー・オープンサイエンス(Royal Society Open Science)」に掲載された。 古生物学者らの国際研究チームは今回の研究で、ワニ形上目(Crocodylomorpha)の通称マキモサウルス(Machimosaurus)の分類の再検討を行った。 複数の博物館に収蔵されている歯、顎骨や頭骨の一部を調査・分類した結果、マキモサウルス属は欧州に生息していた3種とエチオピアの1種の計4種