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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (190)

  • 日本の子供が自分を不幸だと感じているのはもしかして……: 極東ブログ

    ユニセフは3日、38か国を対象に7年ぶりに実施した子供の幸福度調査を発表した。それによると、日は38か国中20位。他方、健康分野では1位だった。というニュースが流れた。どうやら、日の子供は身体的には健康だけど、精神的には幸福ではない、ようだ。 というわけで、教育評論家の尾木直樹氏はブログでこう言っていた(参照)。 このパラドックス(逆説)は何を意味するのでしょうか? ② 最大の要因は日の学校における『いじめ地獄』です、海外の研究によると50歳になっても社会的、経済的影響は残り人生そのものを幸福にしないようですから重大事態ではないでしょうか? へえと思った。前回2013年の調査では、31か国を対象にし、日は全体で6位だった。つまり、対象国が増えたとはいえ、7年間で6位から20位に転落したのは、この間、特段に「いじめ地獄」が進んでいないと、尾木説は矛盾する。まあ、矛盾しているだろう。調

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    terazzo 2020/09/04
  • 安倍首相の「断腸の思い」は私には伝わった: 極東ブログ

    私は、いちおう述べておけば、自民党支持でもないし、安倍晋三首相の支持者でもない。ただ、それでも、彼を擁護するかに聞こえる発言をしようものなら、それだけで批判されるという昨今のネットの空気も知っているが、これは、書いておこうかと思った。 北朝鮮の国家組織による犯罪行為として、1977年(昭和52年)11月15日に、袋詰と思われる非人道的な方法で拉致された13歳の女子中学生・横田めぐみさんの父、横田滋さんが5日老衰で亡くなった。無念であっただろうと思う。 これを受けて安倍首相は、記者団に対し、思いを述べたのをNHKニュースで私は見た。曰く、「総理大臣としていまだにめぐみさんの帰国が実現できていないことは断腸の思いであり、申し訳ない思いでいっぱいだ」と。涙は流していないが、詰まらせている声はいつも喋り下手ではなく、涙が出そうな感情をこらえているように見えた。もちろん、これは私の主観である。が、彼

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    terazzo 2020/06/07
  • サウジ石油施設攻撃について: 極東ブログ

    14日、サウジアラビア東部にあるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油施設の2カ所がされた。この事態は日でもすぐに報道されたが、その後の経過や意味、解説について、週末と連休を挟んでいるせいか、国内の報道は薄い。NHKでも断片的であり、何より報道ソースをCNNやロイターに頼っている。他、大手新聞社の報道も薄い。共同もロイターを孫引きでしか伝えていない。この状態はすでに日の報道の危機とも言えるだろう。現状、日国内での実質的な報道は、海外報道社の日語版によるものか、あるいはヤフーブログで識者とされるブロガーのコメントが目立つくらいだ。が、ブログという建前からは通常のブログ同様、恣意的なものにならざるを得ない。私の記事もそうした恣意的なものではあるが、今後さらに懸念される事態にもなりうるので言及しておきたい。 一番の懸念は、端的に、戦争である。米国とサウジアラビアが組んでイランと戦

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    terazzo 2019/09/17
  • 千葉県の広域停電と過疎地域: 極東ブログ

    台風15号の影響による千葉県での広域停電の状況を報道社による地図で見ていくと、概ね、台風の軌跡をなぞっていることがわかるが、過疎地域を浮かび上がらせたような印象もあったので、過疎について考えるきっかけにもなった。 千葉県での停電復旧が遅れている理由は、想定外の被害であっ たということだろう。地形が複雑なことや樹木倒壊による交通の遮断なども復旧の妨げになっている。過疎そのものが影響したとは言えないだろう。だが、過疎地域の災害対策はどのようにあるべきかは今後も問われるだろう。過疎であれ、人が居住する地域であれば、水道と電気のサービスは欠かせない。が、その災害時のレジリエンスをサービスに含めたとき、公費とのバランスは問われてしまうし、なにより、地方自治体に十分な資金はないだろう。この問題に簡易な解答はないように思われる。 関連して関東地域での過疎の状態を見ておこう。平成28年の総務省『過疎関係市

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    terazzo 2019/09/15
  • 自民党の自民党による自民党のための第4次安倍再改造内閣: 極東ブログ

    第4次安倍再改造内閣が発足した。印象は、自民党自民党による自民党のための第4次安倍再改造内閣である。 ブログには書かなかったのだが、ある程度予想はしていた。残念ながら、麻生太郎副総理兼財務大臣(78)は残るだろう、と。財務省の権力が外れるはずもないし、消費税の失態のスケープゴートとしても麻生さんは最後のご奉公である。 個人的に気になっていたのは、菅義偉官房長官(70)である。存外に内閣を去るんじゃないかという、なんとなくの懸念があった。が、残った。私は65歳以上の政治家は引退すべきだと思うが、現在の日を支えているのは、悪役を買って出た菅さんだろうなとも思っている。私はダークヒーローが好きだ。 他に残るだろうなと予想していたは、河野太郎(56)と茂木敏充(63)。そして外交と軍事は安定させるのが内閣の基であり、二人は有能である。とすると、河野さんが外務大臣の継続だろうか、と。結果は、河

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    terazzo 2019/09/13
  • 香港大規模デモについて: 極東ブログ

    現下の香港の大規模デモについては、日のメディアでもけっこう報道されていることと、このブログでは香港の民主化についてこれまでも扱ってきたので、ごく簡単に言及しておきたい。 まず、なぜデモなのか?という原点を確認したい。これがもっとも重要な点だとも言える。理由は、議会が普通選挙による民主的な議会ではないためだ。日のように普通選挙が実施されている民主主義国なら、市民はデモを行っても当然よいが、政治参加としては投票に次ぐものになる。ところが、香港には、市民の普通選挙がない。市民の意思表示は、デモ以外にはないのである。 この原点が意味するところは、2つに分けて考えてもいい。①議会が市民の代表ではないということ、②普通選挙が実施されていないこと。前回の雨傘運動は、この普通選挙を求めるものだった。そして、その意味での、普通選挙を求める香港市民の意思は変わりない。そこが目標でもある。 次に、現下のデモ

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    terazzo 2019/06/15
  • たぶんそれはこういうことでテロだった: 極東ブログ

    ブログを書かないでいることにあまり違和感もなく過ごしていて、まあ、自分にとってそういう時代になったのかなとも思う。そうした感慨はさておき、それでも心のどかで自分はただのブロガーであるべきだ、つまり、たかがブロガーであるべきだという奇妙な使命感のようなものがあり、それは、市民として複数の声が社会に必要なときには、声をあげようということだった。さて、その時だっただろうか、と思い悩んだのは、インターネットセキュリティー関連会社「スプラウト」の社員、岡顕一郎さん(41)の殺害事件を知った時だった。 彼はネットの世界ではHagexさんとして知られていたらしい。実は僕は彼のことを知らなかった。名前は聞いたことがあるし、話題の炎上案件とかでブログを読んだこともあるが、そのHagexさんという名前での認識はほとんどなかった。たぶん、彼もまた、「finalventさん」は知らなかっただろう。まったく関心が

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    terazzo 2018/07/03
  • プルームテック吸ってみた: 極東ブログ

    年末銀座に行ったおり、そういうえばこのあたりにプルームテックの専門店があるはずと、中国人観光客をかき分けて行ったら閉まっていた。残念。 銀座店に専用ショップがあるのは、プルームテックがまだ都会文化だからなのだろうか。そんなには普及はしてないのだろうなと思っていたら、年明け、普通にJRの駅のホームでプルームテックのカートリッジが売っていたのを見かけた。けっこう簡単に買えるようになった。コンビニでも見かけた。 ちょっと興味がわいてきた。カウンターの店員に「プルームテックの赤ください」とだけ言ってみた。意外とそのまま通じた。ので、買ってきて、自分のヴェイパーにつなげて吸ってみた。うーむ。まずい? 思ってたよりうまくない。アップルミントの香りはするけど、微妙にこれアンモニア臭ない? うへぇ。 JTの技術をけっこう信じていたのに、これはないなあ。まずいな。自分に合わないというだけかもしれないのだけど

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    terazzo 2018/01/24
  • 「マスク依存」の何がいけないのだろうか?: 極東ブログ

    朝方時計代わりにNHKを流していることがあるが、昨日だったかたまたま「マスク依存」という話を見かけた。ああ、これだ。NHK「自分を隠したい 広がる“マスク依存”」(参照)。ここで、「意外な使われ方が広がっています」として、①ファッション、②心の不安からマスク依存を挙げ、この二番目を「取材」していた。 マスクがないと不安を感じ、手放せなくなる、いわば“マスク依存”ともいえる状態。 精神科の医師は、深刻な事態を招くこともあると指摘します。 精神科医 渡辺登さん 「他人に自分の喜怒哀楽を読まれずに済みますから、自分がどのように相手に見られているか気にしないで済む。 マスク依存を続けていると、社会との壁を高く作ってしまう。 ひきこもりに陥ってしまう危険性もある。」 “マスク依存”から抜け出すためにはどうすればよいのか。 カギは、やはり人とのコミュニケーションにあると精神科医は指摘します。 精神科医

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    terazzo 2017/02/03
    接客業でマスク禁止みたいなの聞くと変なバイアスあるよなと思う。
  • それは何のニュースだったのだろう?: 極東ブログ

    昨年の大晦日にあたる12月31日の午後0時55分頃、横須賀市小川町2丁目の立体駐車場「サイカヤパーキング」で、ワゴン車が5階から下の道路に転落した。17時の神奈川県新聞の速報の時点では、50代男性と40代女性、70代女性の3人が死亡し、10代とみられる男性2人が重傷を負っていた(参照)。速報としては、安全であるはずの駐車場で3人もの死者を出したことがニュースの価値だったとは言える。しかし速報以降でこのニュースをとらえ直すと、いったいそれは何のニュースだったのだろうか気になった。例えば、この立体駐車場の欠陥だったのか、運転手のミスなのか(ミスでこれだけの事故が起こりえるのか)、あるいは、死者もあるなか10代の子供が生き延びたことに焦点を当てることもできる。どうだったか? 19時時点のNHK報道を振り返ってみたい。「立体駐車場から車転落 40~80代男女3人死亡 2人大けが」(参照)より。 3

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    terazzo 2017/01/05
  • 南スーダン情勢: 極東ブログ

    南スーダンの情勢が緊迫化し、ジェノサイド(大量民族虐殺)の危険性が懸念される事態になってきた。ダルフールでジェノサイドが進行していた当時、日での報道はほとんどなかったのでこのブログで初めて取り扱ったものだったが、今回の事態では、いくつか国内での報道が見られる。それでも、ジェノサイド懸念の視点は依然乏しいように感じられる。報道を見よう。2日NHK「南スーダンで民族浄化が進行 国連の人権専門家が警告」(参照)より。 政府軍と反政府勢力の間で武力衝突が続いている、南スーダンの人権状況を調査した国連の人権専門家は「各地で民族対立が激化し、暴行や集落の焼き打ちなど、民族浄化が進行している」と警告し、事態収拾のため、PKO部隊を一刻も早く追加派遣するよう求めました。 南スーダンでは、最大民族のディンカ族を中心とする政府軍と、ヌエル族を主体とする反政府勢力の間で武力衝突が繰り返され、ことし7月には首都

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    terazzo 2016/12/08
  • この間気になっていた5つの議会のこと: 極東ブログ

    政治の話題はどうしても政局的になりがちだが、この間、5つの議会のことが気になっていた。来なら一つ一つブログの記事にすべきだったが、機会も逸しつつあり、メモ書き的程度になるがまとめておきたい。 ワロン地域議会 ベルギーの南半分で、主にフランス語圏のワロン地域議会が10月14日、欧州連合(EU)とカナダの包括的経済貿易協定(CETA)締結に反対した。ワロン地域の思惑としては、カナダの酪農製品が脅威だった。これ、なんというのか、SF的だが民進党が近畿地方分権地域議会をもっていてTPPに反対したといったようなものだった。 これがベルギーとEUの仕組みによって、傍から見ると奇妙な連鎖を起こした。ベルギーでは連邦政府が対外協定を承認するには、7つの地域議会の協調が必要になる。ここが転けたのでベルギー連邦政府はEUに対して、CETAは無理ぃ、という報告をした。すると、CETA調印にはEU加盟28か国す

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    terazzo 2016/11/13
  • 同日2つの国民投票雑感: 極東ブログ

    日付的には、10月2日同日、ハンガリーとコロンビアで国民投票があった。国家のあり方を国民に問う投票という点で重要なのは当然だが、ある程度予想されていたこととはいえ、蓋を開けてみると「国民に問う」ということ、それ自体の問題性が浮かび上がってきたように思えた。 この2つの国民投票については日でも報道があるが、簡単に触れておくと、ハンガリーの国民投票では、中東や北アフリカなどからの難民をEU加盟国が受け入れるよう所定数割当てされることの是非を問うものだった。投票を起案した右派のオルバン政権としては、簡単に言えばハンガリーはこれ以上、難民を受け入れたくないという国民の意思をEUに示す意図があった。 結果は、「受け入れ反対」は有効票の98%を超えたものの、投票率としては43%と低く、国民投票を成立させる50%に及ばず、全体としてはハンガリー国民の良識を示す形になった。もともとハンガリーの政局からす

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    terazzo 2016/10/06
    国民は自分の欲望を知らないので分析家的な立ち位置の存在とキャッチボールを繰り返すしかない。
  • 「Sアミーユ川崎幸町」事件、雑感: 極東ブログ

    昨日言及した神奈川県「津久井やまゆり園」事件を特徴付けるのは、大量殺人であろう。そしてその背景として現在の日社会では、ヘイト・優生思想の問題が焦点化されて話題になった。その最大の理由は、容疑者自身が明白にヘイト・優生思想と理解される思想を文書などで開陳していたからである。しかし仮に、こうした、容疑者による思想が自身の文書によって開陳されず、社会的な弱者への殺害という現象面だけで見るならば、この事件に似て、かつ現在性という点で接近する事件は、「Sアミーユ川崎幸町」事件だろう。 「Sアミーユ川崎幸町」事件という呼称は定着していない。朝日新聞ではこの事件を「川崎の老人ホーム転落死事件」としているようだ(参照)。だが、冬の深夜、120cmの高さのある手すりを超えて認知症高齢者が「転落死」した、というよりは、「殺害」されたと見るほうが正確だろう。ウィキペディアなどは「川崎老人ホーム連続殺人事件」と

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    terazzo 2016/08/23
  • 中東民族衣装を国家はどう扱うか、というか、もうちょっと微妙な問題: 極東ブログ

    米国を中心とした海外圏ではけっこう話題になっていたが、これって日国内では話題になるだろうか、とググってみたときはなかったように思ったが、今このブログを書く前に再度ググったら、AFPが拾っていた。間違った記事ではないのだが、これ、なかなかに含蓄深い。ようは、中東民族衣装の男が米国でISに間違われて暴力的に拘束された、という話題である。すぐに誤解が解けたものの、ちょっと冗談のような話である。が、このニュースの論点は、米国の警察っておバカなことするな的な問題でもない。 まず、AFPで拾っておこう。「民族衣装で過激派と勘違い? 米でUAE市民拘束、政府が抗議」(参照)より。 【7月4日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)政府は3日、同国市民のビジネスマンが(41)が滞在先の米国でイスラム過激派と疑われて拘束され「虐待的な扱い」を受けたとして、米大使館の高官を呼び抗議した。男性はUAEの民族衣装を

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    terazzo 2016/07/06
  • 英国のEU離脱がもたらす安全保障上の論点: 極東ブログ

    英国のEU離脱について、前もってブログならではの予想記事を書こうかとも思ったが、自分なりに詰めのところが見えなかった。投票数日前から英国入りしてて現地報道をしていたNHKの香月隆之特派員も投票前に、英国民は「良心」によって残留を選ぶだろう、と、おそらくうっかり言っていたのが印象的だったが、私もそうした「良心」を信じたい気持ちはあった。が、結果は離脱となった。 ので、これからどうなるのかという、一種後出し議論がメディアで盛んになりつつある。辺境ブログでもネタを投じて起きたいとも思うのだが、日のメディアやジャーナリズムを見ていてしみじみ思うのは、やたらと経済にばかり関心をもっているものだなあということである。EUというのは、安全保障の枠組みでもあり、英国ではこの議論もけっこう盛んに行われていた。が、どういうわけか、日人はこの問題にあまり関心を持たないように見える。 これも日のジャーナリズ

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    terazzo 2016/06/25
  • 「バーナンキによる刺激策助言を受け入れるのに日本は13年も遅れた」とな: 極東ブログ

    ネットを見ていると、消費税先送りについて、アベノミクス失敗を示すものだから、安倍首相は辞任せよ、安倍内閣は総辞職せよ、といった議論が目に付く。日は自由主義国なので、いろいろな議論があってもいいだろう。私としては、さて他にはどんな議論があるのものかな、海外ではどうかな、とパラパラと各種の意見を見ていくと、WSJの記事で、ちょっと懐かしいものを見つけた。正確には、この記事が懐かしいわけではない。 記事は「バーナンキによる刺激策助言を日は13年も遅れて受け入れている(Japan is Taking Ben Bernanke’s Stimulus Advice 13 Years Late)」(参照)である。リードには「前連邦準備制度理事会(FRB)議長は10年以上も前から、日は金融と財政の刺激策が一対になっていると示唆していた」とある。 簡単にいうと、今回の、安倍首相による、さらなら消費税増

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    terazzo 2016/06/03
  • トランプ米大統領候補とオバマ大統領との差は中東観ではあまりないかもしれない: 極東ブログ

    米国大統領は米国民が決めればいいことなので、日人としては基的に国際情勢をどう読むかという知的関心以上には、それほど米国大統領選挙は興味がない。そのうえ、まあ、メディアがいくら騒いでもさすがにトランプ候補はないでしょと思う。それよりひどいクルーズ候補は論外。そもそも共和党の目はなし。するとヒラリー・クリントン候補か、にわか民主党サンダース候補か、だけど、同様にサンダースはないでしょう。なので、終了、と言いたいところだが、なぜか最後の詰めで確信が持てない。ヒラリー・クリントンもないよなあ、という思いが拭えない。 そうした文脈でしみじみトランプはないよなあと思いつつ、ふと、奇妙なことを思っていた。たとえば、この発言である。 中近東の人々と違って、東南アジアやアフリカの人々は、どうやってアメリカ人を殺そうかと考え続けてはいない。 つまり、「中近東の人々はアメリカ人を日夜どう殺害するかと考えてい

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    terazzo 2016/04/16
  • [書評] 外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (白井恭弘): 極東ブログ

    2月に立川にジュンク堂が出来たので見に行った。ちょうどエレベーターを出てその脇の書棚が英語学習関連のものだった。なんとなく、入り口から迷路に入りましたという感じで順に見ていくと、このジャンルのがけっこうあるので驚いた。世の中、英語を学習しようとした人が増えたのだろう。当然、いろいろな学習法もある。 もう30年以上も前だが、大学院にいたおり、英語教授法という主題のコースを受講したことがある。吉沢美穂先生と升川潔先生が講師で、そこからもわかるように「ベーシック・イングリッシュ」を使ったGDM(グレーディッド・ダイレクト・メソッド)が基だった。吉沢先生はその背景から応用を詳しく説明された。優れたメソッドであるというよりも、吉沢先生という優れた教師のキャラクターに圧倒されたものだった。ああできたらいいなと教育実習のときに真似て自分の至らなさを実感した。升川先生とはその語、理論背景を含め、意味論

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    terazzo 2016/04/12
  • [書評] 「フランス人ママ記者、東京で子育てする」西村・ペプ・カリン著: 極東ブログ

    現代日育児事情にはさまざまな側面がある。地域や所得、教育による違いも大きい。全体像を知ることは難しいし、それには統計的な調査も必要になる。というのは確かなところだが、それはさておき、日人男性と結婚したフランス人女性が日で出産して子育てをするという、ちょっと珍しい事例の物語を読むと、むしろその特異な事例によって現代日育児事情というものの質がくっきり見えてくる。フランス人から日育児を見ると、その異なる視点から、日人としては「ああ、育児というものは、こういうものなんだなあ」というのがはっきりわかる。そして、ちょっとびっくりする。つまり、このはとても面白い。これから結婚や出産を考える日の若い世代の人は、一読しておくと良いと思う。 話は帯にあるように、「日人マンガ家と結婚したフランス人ママ記者による日仏子育て比較エッセイ」である。夫は、このの表紙や挿絵を描いているじゃんぽ

    [書評] 「フランス人ママ記者、東京で子育てする」西村・ペプ・カリン著: 極東ブログ
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    terazzo 2016/04/06