箱根山の大涌谷から温泉の供給を受けている神奈川県箱根町の一部の地区では、先月29日から温泉の供給量が急激に減り、およそ70軒の旅館などでは供給が止まっているということです。 温泉供給会社によりますと、先月29日から供給量が急激に減り、現在、通常の40%ほどに落ち込んでいるということです。このうち、仙石原にあるおよそ70軒の旅館や企業の保養所などでは、先月29日から温泉の供給が止まったままになっているということです。原因について、温泉供給会社では、大涌谷で起きた地滑りなどによって温泉を送る管が壊れた可能性があるとしています。 温泉供給会社では、先月30日、箱根山の噴火警戒レベルが3に引き上げられたことから、大涌谷に立ち入っての施設のメンテナンスや修理ができなくなっていて、この状況が続けば、供給量はさらに減るおそれがあるということです。 温泉供給会社の露木良久総務部長は「温泉の供給先に迷惑をか