およそ1億年前に地球上に現れたホタルの祖先が光を出す際に使っていた酵素が復元され、現在のホタルよりも深い緑色に輝くことが鹿児島大学の研究者などが参加した研究でわかりました。 ホタルの祖先は1億年前から光を出す能力があったと考えられていて、光の色は体内にある「ルシフェラーゼ」という発光酵素によって異なることが分かっています。 鹿児島大学や中部大学、長浜バイオ大学の研究者は共同でおよそ40種のホタルが持つ「ルシフェラーゼ」のアミノ酸の配列の情報から、およそ1億年前のホタルの祖先の「ルシフェラーゼ」をコンピューターで推測し、復元に成功しました。 これを試験管の中で光らせたところ、現在のゲンジボタルやヘイケボタルの黄緑色とは異なり、深い緑色に輝くことがわかったということです。 研究グループによりますと、緑は夜行性の生き物に見えやすい色で、ホタルには毒があって食べられないことを警告するためだったので