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ブックマーク / blog.livedoor.jp/xcrex (10)

  • 小記事:大麻はどのように癌に効くのか:科学ニュースの森

    2014年07月15日 小記事:大麻はどのように癌に効くのか 大麻は多くの国や地域で違法薬物として規制されているが、その成分には様々な医学的効能があることが知られている。テトラヒドロカンナビノール(THC)は主な有効成分の1つとして知られ、抗癌剤としての役割などが注目されている。 この度、スペインはマドリード・コンプルテンセ大学のPeter McCormick博士らによって、THCがどのようにして癌に作用するのか、そのメカニズムの一端が解明された。大麻に含まれる天然物は総称してカンナビノイドと呼ばれ、細胞膜上にあるカンナビノイド受容体に結合することで作用する。彼らは、THCがその中のCB2とGPR55と呼ばれる受容体に結合することを発見した。 McCormick博士によると、大麻がどのように機能するかについて理解することは、抗癌作用を持つ誘導体合成へのヒントとなり、薬の開発にとても重要な要

    小記事:大麻はどのように癌に効くのか:科学ニュースの森
    terazzo
    terazzo 2014/07/18
  • 小記事:トロントのホームレスの約半数が脳損傷を患っていることが判明:科学ニュースの森

    2014年04月28日 小記事:トロントのホームレスの約半数が脳損傷を患っていることが判明 ホームレスになるには様々な原因があるが、自己責任で片付けられてしまうことも多い。この度、カナダは聖マイケル病院のJane Topolovec-Vranic博士らによって、トロントのホームレスの45%は外傷性脳損傷(TBI)を患っていることが分かった。彼らのうち70%は成人前に、87%はホームレスとなる以前に患っていることも分かった。この事実は、TBIがホームレスとなる要因の1つである可能性を示している。 TBIは多くの場合、暴行などの強い衝撃を受けることで患い、スポーツやレクリエーション、また自動車事故などによっても頻発する。TBIを負うと認知能力の低下や人格の変化、四肢の麻痺などとして症状が現れる。その結果、人並みの生活が送れなくなることでホームレスとなってしまうと考えられる。このような原因で家を

    小記事:トロントのホームレスの約半数が脳損傷を患っていることが判明:科学ニュースの森
    terazzo
    terazzo 2014/04/28
    打ち所が悪い時はちゃんと医者に連れて行かないといけない。
  • 史上最大のウイルスと未知の遺伝子の発見:科学ニュースの森

    2013年07月20日 史上最大のウイルスと未知の遺伝子の発見 背景: ウイルスは自らタンパク質やゲノムを合成できず、宿主の機能を乗っ取ることで数を増やしていく。そのためとても単純な構造を持つが、近年になって細菌よりも巨大で複雑な構造を持つ巨大ウイルスが発見され、ウイルスの起源や多様性を解明するための様々な研究が始まっている。 要約: その有機体は発見当初NLF(New life form、新型生物)と呼ばれていた。フランスはエクス=マルセイユ大学のJean-Michel Claverie博士とChantal Abergel博士らによって、チリ沖から回収されたサンプル内で見つかったそれは、顕微鏡内では小さな細菌のように大きく黒い斑点として現れ、アメーバ に感染し殺しているようであった。 その後オーストラリアの池でも同様の有機体が発見され、それらはこれまで発見された中では異常なまでに巨大なウ

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    terazzo 2013/07/21
  • 四重鎖DNAの発見:科学ニュースの森

    2013年01月22日 四重鎖DNAの発見 背景: 生物学を勉強すると、DNAの基的な構造として必ず二重螺旋構造を習う。しかしDNAには他にもいくつかの形態が存在し、時と場合に応じてその構造を変化させている。 要約: 生物学においてDNAの二重螺旋以上に象徴的な構造は存在しない。しかし実験室内では、グアニン(G)を多く含んだDNAを使うことで、四角形に 近い構造を簡単に作成することができる。この四重鎖構造は、グアニンを多く含んだDNA鎖上の4つのグアニンが、お互いに水素結合で引きつけあうことで形成される。そしてこの構造は、生物の細胞内でも見られるはずだと考えられていた。 この度、イギリスはケンブリッジ大学のShankar Balasubramanian博士率いる研究チームによって、DNAの四重鎖構造がヒトの細胞内で存在するという強力な証拠や、その構造が重要な生物学的機能を持っている可能性

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    terazzo 2013/01/23
  • 絶対零度以下の作成に成功:科学ニュースの森

    2013年01月06日 絶対零度以下の作成に成功 背景: 気体の絶対温度はその分子の持つ運動エネルギーによって定義される。そのため早く動いている物質ほど絶対温度は高く、遅く動いている物質ほど低い 絶対温度を持つ。そのため全く動いていない物質の絶対温度は0ケルビン(ケルビンは単位)となり、その温度は絶対零度として摂氏-273.15度と等し い。 要約: それはあり得ないことのように感じるかもしれないが、史上初めて絶対零度以下の単原子ガスが造られた。この技術によって、マイナスの絶対温度を持つ物質や新たな量子的な機構の作成への道が開け、また宇宙のなぞを解き明かす鍵となる可能性がある。 1800年代半ば、ケルビン卿によって0以下の存在しない絶対温度が定義された。その後物理学者によって、気体の絶対温度はその分子の持つ平均エネルギーと関係があることが判明し、絶対零度とは分子が全くエネルギーを持っていな

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    terazzo 2013/01/06
  • メキシコ湾原油流出事故-対策が裏目に出ていた可能性が判明:科学ニュースの森

    2012年12月01日 メキシコ湾原油流出事故-対策が裏目に出ていた可能性が判明 背景: 原油は現代社会の維持・発展になくてはならないものであるが、その採掘中や輸送中の事故によって、環境中へ流出し大きな影響を与えてしまうことがある。2010年にはメキシコ湾で史上最大の原油流出事故が起こってしまった。 要約: 2010年4月、メキシコ湾で稼働していた原油採掘施設「ディープウォーター・ホライズン」で事故が起こり、数ヵ月の間に78万キロリットルもの原油が流出してしまった。原油の環境への影響が危惧され、湾内の環境変化などが調査・研究されている。 この度、ジョージア工科大学やメキシコのアグアスカリエンテス自治大学の共同研究チームによって、原油の分散剤として利用されたCorexitは原油と混ざることで、生態系の土台を形成するワムシ類に対して、原油それ自体より52倍もの毒性を示すことが分かった。 彼らの

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    terazzo 2012/12/07
  • 系統樹を混乱させるペニスウォーム:科学ニュースの森

    2012年10月28日 系統樹を混乱させるペニスウォーム 背景: 科学技術は日々発展しているため、それまで正しいと考えられていたものが実は間違っていたということはしばしば起こる。進化生物学においては遺伝的な研究技術の発展が定説を覆す大きな要因の1つとなっている。 要約: 生物は発生学的・形態学的な特徴から分類されている。動物の胚の成長時での小さな変化は後に大きな変化となって現れる。例えば進化の過程での大き な前進の1つに、胚が成長するときに2つのくぼみを作ることにあり、それによって口と肛門が分けられるようになり、動物は原始的なクラゲやイソギンチャク から進化した。 その後口と肛門が分けられたグループは更に、殆どの無脊椎動物を含む口が最初に形成されるグループから、脊椎動物を含む肛門が最初に形成されるグループへと別れ、1908年にそれぞれ旧口動物・新口動物として分類された。 しかしそれぞれの細

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    terazzo 2012/10/28
  • アブラムシの光合成:科学ニュースの森

    2012年08月19日 アブラムシの光合成 背景: 光合成は太陽の光エネルギーを利用して代謝に必要な化学エネルギーを合成する、植物や藻類が主に持っている機能である。光合成を行う動物はこれまで発見されていないが、植物の光合成に利用される色素を持つ動物は発見されている。 要約: アブラムシはとても奇妙な生物学的特徴を持っている。妊娠した状態で産まれてくるメスや、口がないために繁殖行動の直後に死んでしまうオスなどがいる。このような特徴に加えて、フランスはソフィア・アンティポリスにあるソフィア・アグロバイオテック研究所のAlain Robichon博士らによって、アブラムシが光合成によってエネルギーを得ている可能性が示された。 アブラムシは他の動物と違いカロテノイドと呼ばれる色素を合成する能力を有している。多くの動物は、健康な免疫系を保ったり特定のビタミンを生成したりといった様々な機能に、この色素

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    terazzo 2012/08/20
  • 絶滅へと繋がる遺伝子変異のメルトダウン:科学ニュースの森

    2012年04月22日 絶滅へと繋がる遺伝子変異のメルトダウン 背景: 遺伝子の変異というのはどんな生物にでも起こり得ることであり、変異がよい方へ働くと種の進化が促進されるが、悪い方へ働くとその個体は癌などの様々な疾患を発症してしまう。 要約: この度カナダにあるトロント大学の研究チームによって、悪影響を及ぼす遺伝子の変異を持った個体の子孫には、その変異とは関係のない部分の遺伝子の変異が起こりやすいことが、ショウジョウバエを利用した研究で分かった。これは世代を経るごとに高まっていき、種の絶滅危機へと繋がっていく可能性がある。 ショウジョウバエは、遺伝子の解析が哺乳類のそれと違って容易に行え、安価で世代交代も早いため、遺伝的な研究のモデル生物として利用されている。 博士課程学生で論文の筆頭著者であるNathaniel Sharpによると、遺伝子の変異は癌を含む様々な疾患と深くかかわっており、

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    terazzo 2012/04/23
  • 小記事:世界一早い人工光合成触媒の開発:科学ニュースの森

    2012年04月14日 小記事:世界一早い人工光合成触媒の開発 植物は光合成によって太陽光をエネルギー源として、二酸化炭素と水から糖や酸素を作り出している。ヒトの経済活動により多くの二酸化炭素が排出され、また 化石燃料の枯渇も不安視されることから、アメリカ、日、ヨーロッパを中心30年以上も、大気汚染もなく再生可能なエネルギー源として人工的な光合成が研究されている。 人工光合成においての一番の問題はそのスピードであり、これまで自然界の光合成スピードに対抗しうるものは産まれていなかった。そこでスウェー デン王立工科大学のLicheng Sun博士率いる研究チームによって開発された新たな触媒によって、自然界の光合成スピードと同等の変換率が記録された。 Sun博士によると、これは明確に世界最速であり人工光合成の開発において大きな進歩となったという。これにより将来的に水素を生成するための、大規模な

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    terazzo 2012/04/15
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