2014年07月15日 小記事:大麻はどのように癌に効くのか 大麻は多くの国や地域で違法薬物として規制されているが、その成分には様々な医学的効能があることが知られている。テトラヒドロカンナビノール(THC)は主な有効成分の1つとして知られ、抗癌剤としての役割などが注目されている。 この度、スペインはマドリード・コンプルテンセ大学のPeter McCormick博士らによって、THCがどのようにして癌に作用するのか、そのメカニズムの一端が解明された。大麻に含まれる天然物は総称してカンナビノイドと呼ばれ、細胞膜上にあるカンナビノイド受容体に結合することで作用する。彼らは、THCがその中のCB2とGPR55と呼ばれる受容体に結合することを発見した。 McCormick博士によると、大麻がどのように機能するかについて理解することは、抗癌作用を持つ誘導体合成へのヒントとなり、薬の開発にとても重要な要
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