一定時間内に題意を満たすようなプログラムを、よりたくさん、より高速に書くことを競うプログラミングコンテスト、およびその形式のことはしばしば「競技プログラミング」と呼ばれています。今となっては当たり前となった言葉ですが、私が現役でこのような競技に参加していた頃 (2005年まで) はそのような言葉はなく、単に「プログラミングコンテスト」と呼ばれていました。 さて、競技プログラミングという言葉はいつ生まれたのでしょうか? 一部では “competitive programming” の訳語であると思われていますが、実はそうでもないのです。 自分の体験談を少し振り返ると、私が YUHA で競技プログラミングに関連する同人誌的なものを書き始めた 2008 年夏 (C74) には、「競技プログラミング」という言葉はまだ広くは知られてはおらず、同人誌中でも競技プログラミングという言葉は使われていません