4月27日付でこんな本が出ています。杉本裕明著、PHP研究所刊。 環境省の大罪クチコミを見る おそらくこの本は、がれきや除染の問題をまったく知らない人や、後世の人々が東日本大震災の災害廃棄物処理について振り返るとき、最初に読む本になると思います。それぐらい網羅的に書いています。あの時何があったのか、どんな経緯でとんでもない基準が生まれたかが、淡々と書かれています。 まずこの放射能ごみの分野で、『絆キャンペーン』のプロパガンダのような”自称中立”調査報道や、環境保護運動の本ではない、事実経緯を書いた本が出てきたことを歓迎したいと思います。 ただ、がれき受入れ反対運動については、事実誤認や書きおとしがたくさんあります。たぶん著者は、環境省詰めの取材で忙しかったんでしょうね、反対運動運動については新聞報道を継ぎはぎしたような記述になってしまっています。そしてその新聞記事というのが「反対する市民は