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ブックマーク / www.nao.ac.jp (19)

  • 宇宙生命探査の鍵となる「太陽系外の金星」を発見|国立天文台(NAOJ)

    地球から約40光年離れた低温の恒星をまわる、地球サイズの太陽系外惑星「グリーゼ 12 b」の想像図。この図ではグリーゼ 12 b の薄い大気が描かれていますが、惑星が実際にどのような大気を持つのかはまだ分かっておらず、今後の研究によって明らかになることが期待されます。(クレジット:NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (Caltech-IPAC)) 地球からわずか40光年の距離に、太陽よりも低温の恒星のまわりを周回し、地球や金星と同程度の大きさを持つ太陽系外惑星「グリーゼ 12 b」が、発見されました。この惑星が恒星から受け取る日射量は、太陽系において金星が太陽から受けるものと同程度と考えられます。また、惑星の大気が宇宙空間に散逸せずに一定量留まっている可能性があります。これらのことから、過去に発見された系外惑星に比べて、「金星のような惑星の大気の特徴を、地球と比較しつつ調べる

    宇宙生命探査の鍵となる「太陽系外の金星」を発見|国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2024/05/25
  • リンは新星爆発が生み出した―必須元素の起源に迫る―|国立天文台(NAOJ)

    研究の概念図。(クレジット:国立天文台) 地球型生命に必須な元素の一つであるリンが、太陽系が誕生する前の時期に多かったタイプの新星爆発から生み出された可能性が、指摘されました。地球での生命誕生の謎を解く鍵となることが期待されます。 ビッグバン直後の宇宙に存在する元素は、原子量が小さな水素とヘリウムだけでした。その後、恒星の内部で起こる核融合反応や、重い恒星が引き起こす超新星爆発といった激しい現象で合成された原子量の大きな元素が、宇宙にまき散らされました。それらの元素が惑星を作る材料になり、さらにはそこで誕生する生命の材料となったのです。地球型生命に欠かせない必須元素の一つに、DNAやRNAにも含まれる重要な元素「リン」があります。ただ、太陽系内に存在するリンの量を、超新星爆発による合成量だけで説明するのは難しく、どのようにしてリンが生成されるのかは明らかになっていませんでした。 西オース

    リンは新星爆発が生み出した―必須元素の起源に迫る―|国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2024/05/10
  • 歳差運動するM87ジェットの噴出口―巨大ブラックホールの「自転」を示す新たな証拠―|国立天文台(NAOJ)

    自転する巨大ブラックホールの周りで歳差運動する円盤とジェットの想像図。ブラックホールの自転軸は図の上下方向で固定している。ブラックホールの自転軸に対して円盤の回転軸が傾いていると、一般相対性理論の効果によってジェットの歳差運動が生じる。(クレジット:Cui et al. (2023), Intouchable Lab@Openverse and Zhejiang Lab) 画像(1.8MB) 楕円(だえん)銀河M87は中心に巨大ブラックホールを持つことで知られています。このM87の中心から噴出するジェットについて、過去20年以上にわたる観測で得られた多数の画像を分析した結果、ジェットが噴出する方向が約11年周期で変化していることが分かりました。さらに観測結果を理論シミュレーションと比較した結果、巨大ブラックホールの自転が引き起こすジェットの歳差運動(首振り運動)に起因する現象であることが明

    歳差運動するM87ジェットの噴出口―巨大ブラックホールの「自転」を示す新たな証拠―|国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2023/09/28
  • 金星にリン化水素分子を検出―生命の指標となる分子の研究に新たな一歩|国立天文台(NAOJ)

    金星の想像図と、金星の中に見つかったリン化水素のイラスト。 (クレジット:ESO/M. Kornmesser/L. Calçada & NASA/JPL/Caltech) 画像(626KB) 英国・カーディフ大学の研究者を中心とし、英・米および日の研究者から成る研究チームは、アルマ望遠鏡とハワイのジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(JCMT)を用いた観測で、金星にリン化水素(PH3、ホスフィン)を検出しました。研究チームは、このリン化水素の成因について、金星の大気中での太陽光による化学反応、あるいは火山からの供給といった可能性を検討しましたが、いずれも観測された量のリン化水素を説明することはできませんでした。研究チームは、リン化水素が未知の化学反応によって作られた可能性が高いと考えています。一方で、地球上にはリン化水素を排出する微生物が存在することから、生命由来の可能性も捨てきれな

    金星にリン化水素分子を検出―生命の指標となる分子の研究に新たな一歩|国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2020/09/15
  • 日本全国で部分日食(2020年6月) | 国立天文台(NAOJ)

    画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480) 部分日を安全に観察しよう 6月21日の夕方、日全国で部分日が起こります。アフリカからアジアにかけて一部の地域では金環が起こりますが、日では部分となります。 日とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。 太陽は、たいへん強い光と熱を出している天体です。そのため、肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまいます。太陽が欠けていても、また、地平線に近づいて光が穏やかになったように感じても、光と熱が強烈であることには変わりません。安全な方法で観察しなければ、最悪の場合は失明する危険性があります。日グラスなど専用の観察器具を正しく使って、安全な方法で観察してください。 前回日で日が起こったのは2019年12月26日でした。このときはア

    日本全国で部分日食(2020年6月) | 国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2020/06/21
  • 大型低温重力波望遠鏡KAGRAが完成、重力波望遠鏡3者による研究協定を締結|国立天文台(NAOJ)

    トピックス 2019年10月 4日 大型低温重力波望遠鏡KAGRAが完成、重力波望遠鏡3者による研究協定を締結 岐阜県飛騨市神岡町に建設が進められてきた大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)がこのたび完成し、米国のLIGO(ライゴ)、欧州のVirgo(バーゴ)との研究協定を締結しました。これら主要な3者の重力波望遠鏡で同時観測することによって、重力波を発生させた天体をより正確に特定できるようになります。 KAGRAは、東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構、自然科学研究機構 国立天文台を共同ホスト機関とした協力体制の下、富山大学をはじめとする国内外の研究機関・大学の研究者との共同で、2010年から進められてきたプロジェクトです。2019年4月、全ての機器の搬入、設置が完了し、現在、精密なレーザー干渉計として動作させるための調整や、検出感度を高めるための試験、調整を進めています。

    大型低温重力波望遠鏡KAGRAが完成、重力波望遠鏡3者による研究協定を締結|国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2019/10/05
  • 天の川を撃ち抜く超音速の『弾丸』を発見 ―正体は「野良ブラックホール」か?―|国立天文台(NAOJ)

    研究成果 2017年1月16日 天の川を撃ち抜く超音速の『弾丸』を発見 ―正体は「野良ブラックホール」か?― 今回の観測からその存在が示唆される、「野良ブラックホール」の想像図。分子雲を「野良ブラックホール」が突き抜け、ブラックホールの重力に引かれて分子ガスがブラックホールに高速で引きずられている様子を描いている。 オリジナルサイズ(163KB) 慶應義塾大学大学院理工学研究科の山田真也(やまだまさや、修士課程2年)氏と同理工学部物理学科 岡朋治教授らの研究チームは、国立天文台のASTE(アステ)望遠鏡および野辺山45メートル電波望遠鏡を用いて、天の川銀河の円盤部で発見された超高速度分子ガス成分「Bullet(弾丸)」の電波分光観測を行い、その詳細な空間構造・運動・物理状態を明らかにしました。その結果、このBulletは5000年から8000年前に起きた局所的な現象によって駆動された成分で

    天の川を撃ち抜く超音速の『弾丸』を発見 ―正体は「野良ブラックホール」か?―|国立天文台(NAOJ)
  • ふたご座流星群が極大 | 国立天文台(NAOJ)

    月明かりに負けない明るい流れ星をみつけよう 大きい画像をダウンロード:中解像度(1200 x 759) 高解像度(5500 x 3480) ふたご座流星群は毎年12月13日、14日頃を中心に活発に活動する流星群です。毎年安定した出現を見せており、一晩中流星が出現するのが特徴で、流星を初めて見ようという人にもおすすめの流星群です。1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「三大流星群」と呼ばれていて、空が暗く空の広い範囲を見渡せる場所なら、1時間に40個以上の流星を観察できる年もあります。しかし今年のふたご座流星群は二つの理由から条件が悪く、あまりたくさんの数の流星の観察は期待できません。理由の一つは、今年のふたご座流星群の極大(注)が、日では昼間の時間帯にあたる14日の午前9時頃になると予想されていることです。さらに、14日が満月のため一晩中月明かりの影響があり、暗い流星を見

    ふたご座流星群が極大 | 国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2016/12/12
  • 巨大銀河に引き裂かれ、飲み込まれていく小さな銀河 | ギャラリー

    ハッブル宇宙望遠鏡のトレジャリー・プログラムである“宇宙進化サーベイ(コスモス・プロジェクト)”とタイアップして行われたすばる望遠鏡の観測で発見された、引き裂かれた小さな銀河。この銀河は左に見える巨大楕円銀河の衛星銀河で、10億年以上の時間をかけて楕円銀河体に落ち込んでいく途上にあります。引き裂かれつつある銀河から伸びる尾の長さはなんと50万光年(銀河系のサイズの5倍)もあります。 宇宙進化サーベイ 広大な宇宙の中で、たくさんの銀河が織りなす大規模な構造は、いつ、どうやって生まれ、育ってきたのでしょう。この謎の解明に挑んでいるのが “宇宙進化サーベイ(コスモス・プロジェクト)”です。ろくぶんぎ座の方向の2平方度(満月9個分の広さ)もある天域(コスモス天域)を、ハッブル宇宙望遠鏡をはじめ、すばる望遠鏡など、世界最高性能を誇る望遠鏡だけを使って、さまざまな波長帯で深宇宙探査してきています。

    巨大銀河に引き裂かれ、飲み込まれていく小さな銀河 | ギャラリー
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    terazzo 2016/03/30
    こういうのがストリームになったりするんかな
  • 天の川銀河中心に潜む超巨大ブラックホール周囲の磁場構造を解明|国立天文台(NAOJ)

    国立天文台水沢VLBI観測所の秋山和徳博士(日学術振興会海外特別研究員、米国マサチューセッツ工科大学ヘイスタック天文台所属)と間希樹教授を含む国際研究チームは、米国カリフォルニア州、アリゾナ州、ハワイ州にある電波望遠鏡を結合させて、天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールいて座Aスター(Sgr A*)の極近傍領域に付随する磁場の証拠を初めて観測的に捉えました。観測からブラックホール半径の6倍程度の領域において、絡まったスパゲッティ状の複雑な磁場構造が示唆され、また、それが時間変動していることも初めてとらえられました。今回の発見は、超巨大ブラックホールの周囲で起こる質量降着やジェット生成等の活動現象の駆動原因とされる磁場の理解にとって非常に大きな成果であり、今後ブラックホールそのものを直接撮像するEvent Horizon Telescope計画にとっても重要な一歩となりました。 いて座

    天の川銀河中心に潜む超巨大ブラックホール周囲の磁場構造を解明|国立天文台(NAOJ)
  • 国立天文台講演会 時空を超えた挑戦:一般相対性理論100周年と重力波天文学 | 国立天文台(NAOJ)

    追加募集のお知らせ 定員に達しましたので、追加募集は終了しました。(2015年12月1日 午後0時5分) キャンセルによる空席が出ていますので、追加募集を行います。12月1日(火曜日)正午より先着順。定員は25名です。定員に達し次第締め切りとなります。お申し込みは、ウェブサイトからのみとなります。申し込みフォームからお申し込みください。 2015年はアインシュタインが一般相対性理論を提案してから100周年となります。この理論によって、この100年間、宇宙の創生や進化に関する人類の知見は大きく進展しました。また、一般相対性理論から予想される時空の歪みが波として伝わる現象「重力波」は100年たった今でも直接検出されておらず、人類に残された宿題と言えます。 国立天文台が東京大学宇宙線研究所などと共同で進める大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)プロジェクトは、重力波の直接検出に挑戦しています。

    国立天文台講演会 時空を超えた挑戦:一般相対性理論100周年と重力波天文学 | 国立天文台(NAOJ)
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    terazzo 2015/09/19
  • アルマ望遠鏡アンテナ群の中心から | ギャラリー

    標高5000メートルのアルマ望遠鏡山頂施設に設置された、日製7メートルアンテナ群の中心から撮影した全球パノラマ画像です。日は12メートルアンテナ4台と7メートルアンテナ12台の計16台からなる「アタカマ・コンパクト・アレイ(別名:モリタアレイ)」の開発を担当しました。その名の通り、7メートルアンテナは隣のアンテナに触れそうなほど密集してコンパクトに設置されています。 アンテナを密集させる意義 アルマ望遠鏡のような「干渉計」タイプの望遠鏡は、アンテナの間隔を離せば離すほど解像度が向上します。しかしアンテナ間隔が広いと、逆にぼんやりと広がった天体からの電波がとらえにくくなるという欠点があります。この欠点を克服するにはアンテナを密集させる必要がありますが、直径12メートルのアンテナではせいぜい15メートル程度までしか近づけることができません。そこで日が開発したモリタアレイでは、一回り小さな

    アルマ望遠鏡アンテナ群の中心から | ギャラリー
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    terazzo 2015/09/01
    モリタアレイ……
  • 超巨大ブラックホール近傍から噴出する電波ジェット根元のふらつき現象を発見|国立天文台(NAOJ)

    山口大学大学院理工学研究科の新沼浩太郎准教授、韓国天文宇宙科学研究院の紀基樹特任上席研究員等で構成される研究チームは、これまで不動と思われていた電波ジェットの根元の位置が、ジェット噴流の軸に沿って大きく“ふらつく”新しい現象を発見しました。活動銀河の中心に潜む超巨大ブラックホール近傍から噴出する電波ジェットは長年観測されていますが、根元の“ふらつき現象”を直接検出したのは世界で初めてです。 これは地球から約133メガパーセク(4.3億光年)の位置にある活動銀河マルカリアン421の中心核付近で起こったX線大爆発現象の直後から約7カ月間にわたって、超長基線電波干渉計(VLBI)である国立天文台のVERA電波望遠鏡を用いて高空間解像度かつ高頻度の観測を行って得られた成果です。 今回の新発見は、宇宙物理学において長年の謎となっている超巨大ブラックホール近傍から噴出するジェットの形成メカニズムを理解

  • 多波長観測で宇宙を読み解く | ギャラリー

    「すばる望遠鏡があるのに、どうしてアルマ望遠鏡もいるの?」そんなご質問にお答えすべく、このビデオクリップを制作しました。国立天文台は様々な望遠鏡を建設し、運用しています。宇宙誕生や進化の謎、星や惑星形成の謎を明らかにするために、あらゆる宇宙からのシグナルを観測しなければならないからです。可視光とそれ以外の波長の観測が教えてくれる宇宙の姿や天体の様子を紹介し、その意義を解説しているビデオクリップです。 文:生田ちさと(天文情報センター)

    多波長観測で宇宙を読み解く | ギャラリー
  • 今も温かい月の中~月マントル最深部における潮汐加熱~|国立天文台(NAOJ)

    中国地質大学などの研究者を中心とする国際共同研究チームは、月の地下深くに軟らかい層が存在すること、さらに、その層の中では地球の引力によって熱が効率的に生じていることを明らかにしました。これらのことは、月の中が未だ冷え固まっていないこと、そして地球が月に及ぼす力によって月の中は今も温められ続けていることを示唆しています。研究成果は、月周回衛星「かぐや」(セレーネ)などで精密に測られた月の形の変化を、理論的な計算による見積もりと比べることによって得られました。地球と月が生まれてから今まで、お互いにどのように影響を及ぼしながら進化してきたのか、研究はそれらを考え直すきっかけとなるでしょう。 惑星や衛星といった天体の生い立ちを明らかにするためには、天体の内部構造や熱的状態をできるだけ詳しく知ることが必要です。どのようにすれば遠方にある天体の内部構造を知ることができるでしょう?実は、外部から働く

    今も温かい月の中~月マントル最深部における潮汐加熱~|国立天文台(NAOJ)
  • アイソン彗星 | 国立天文台(NAOJ)

    【速報】2013年11月29日(日時間)のアイソン彗星 アイソン彗星は、日時間の11月29日早朝、太陽に最も接近(近日点を通過)しました。 太陽・太陽圏観測衛星SOHOなどの太陽観測衛星の画像によると、アイソン彗星は、近日点通過前の日時間午前2時過ぎから暗くなり始めました。近日点通過後は、核と思われるような構造がほとんどなくなり、軌道上に広がった細長い構造が淡く輝くのみとなりました。これは核が崩壊した後の破片群、あるいは大きめの塵(ちり)の集団と考えられます。 このことから、今後、アイソン彗星が明るい彗星として見える可能性は低くなったと考えられます。 (2013年11月29日 掲載) 続報を掲載しています。詳しくは近日点通過後のアイソン彗星の状況と今後の見通しをご覧ください。(2013年12月2日更新) 目次 アイソン彗星について アイソン彗星の特徴 どのように見えるのか 太陽をかす

    アイソン彗星 | 国立天文台(NAOJ)
  • 星・惑星の誕生領域の赤外線のかたよりの普遍性と生命のホモキラリティー|国立天文台(NAOJ)

    総合研究大学院大学・国立天文台・東京大学・名古屋大学・京都大学などの研究者を中心とする研究チームは、「の手星雲」(NGC 6334)と呼ばれる星・惑星形成領域を赤外線で観測し、22%という高い円偏光を検出することに成功しました。これは、これまでに報告された赤外線円偏光のうち最大の値です。 さらに研究チームは、世界で初めて系統的に星・惑星形成領域の円偏光を観測し、同様の円偏光を合計9つの星・惑星形成領域において検出しました。つまり、円偏光は星・惑星形成領域で普遍的な現象と言えそうです。この円偏光のデータにより、従来の手法では難しかった原始星周辺の磁場構造の情報を得ることができるようになりました。 「大きな円偏光は生命のアミノ酸のかたよりの原因であり、宇宙におけるアミノ酸のキラリティー(注)を引き起こす」という仮説があります。今回、この研究チームによって世で初めて円偏光の普遍性が発見されたこ

    星・惑星の誕生領域の赤外線のかたよりの普遍性と生命のホモキラリティー|国立天文台(NAOJ)
    terazzo
    terazzo 2013/04/23
  • CMBをなぜ調べる?

    観測的には、遠くの宇宙や天体を見ること。光の速度が一定で、光が到達するまでに時間がかかるので、遠くの天体を見るのは、過去の姿をみることだからです。つまり、宇宙でもっとも古い天体を見れば、観測できるかぎりでもっとも初期の宇宙を知ることができます。 観測できるもっとも古い現象、天体、それが 3K宇宙マイクロ波背景放射です。 フリードマン宇宙、膨張宇宙を与える宇宙モデルです。仮定しているのは、一様、等方宇宙。つまり宇宙には特別な場所がなく(一様)、特別な方向もない(等方)という仮定です。一般相対論の基礎方程式(アインシュタイン方程式)は、膨張・収縮するダイナミックな宇宙像を描き出します。

  • 2007年6月 「内惑星ウィーク」キャンペーン:国立天文台

    報告の受付は終了しました。ご報告ありがとうございました。 水星は太陽系の一番内側をまわる惑星で、いつも太陽の近くにあるため、なかなか目にすることが出来ません。 しかし、今年の6月2日には水星が東方最大離角(夕方の西空で観望の好機)となり、その前後には、夕方の西空で大変観察しやすくなります。 また、水星の近くには金星も見えていて、内惑星である水星と金星を同時に観察することができる大変良い機会です。今回ほどの好条件で、水星と金星を夕空で見ることができるのは、2002年5月以来、5年ぶりのことです。 そこで、国立天文台では多くの方に水星と金星を見てもらおうと「内惑星ウィーク」キャンペーンを行うことにしました。 6月1日の夜から10日の夜までの間に、水星と金星を観察していただき、その結果を報告ページを使って、国立天文台に報告していただきました。 → 集計結果はこちらからご覧ください。 携帯電話用の

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    terazzo 2007/05/27
    ちょっと双眼鏡買ってくる。
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