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ブックマーク / www.brh.co.jp (2)

  • RESEARCH 昼と夜を分けた鱗翅目昆虫の進化

    鱗翅目は16万種を数える大きな昆虫のグループだが、その8割以上をガが占める。ガの中には色鮮やかな翅や体をもつ昼行性種もおり、アゲハチョウの仲間に擬態するアゲハモドキや、透明な翅に黄と黒の縞模様という、ハチそっくりの姿をもつスカシバなどが有名だ。またメスが翅をもたないフユシャクの仲間や、自身を包む殻をつくり、そこにカタツムリの中身を引き込んでべるHyposmocoma属など、ユニークな姿や生態をもつさまざまなガが見つかっている。さらに「ミクロガ」と呼ばれる小型のガのグループには、未だ同定されていないが新種とみられる種が、少なくとも現在の10倍、多ければ30倍いると予想されており、その多様性はまだまだ底が知れない。私は鱗翅目、特にガの多様性がどのように形づくられてきたのかに興味をもって研究を続けている。 チョウとガを見た目や活動時間だけで区別する定義は存在せず、両者を系統的にどう位置づけるか

    RESEARCH 昼と夜を分けた鱗翅目昆虫の進化
    terazzo
    terazzo 2021/03/30
  • 【カマキリは積雪量を予測していない】

    カマキリはその年の積雪量を予想して、雪に埋もれない高さに産卵するという学説があって、2003年に提唱者によって書かれた書籍がテレビ番組などでも何度も紹介されているため、広く知られている “定説” なんだそうです。この学説の提唱者である酒井 与喜夫氏は、積雪量予測に関する研究で工学博士の学位を取得されているとのこと。何故カマキリが積雪量を予想する必要があるのかというと、「カマキリの卵は雪の重さに耐えられず、窒息状態となって孵化が極めて難しくなる」のだそうです。 酒井氏は約40年にわたってカマキリによる積雪量予測の研究に取り組んでいらっしゃるそうですが、生物学を学んだ事がある人ならこの根拠はおかしいと感じるのではないでしょうか。雪に埋もれる事が孵化にとって致命的なのであれば、積雪量の予測なんかするまでもなく、絶対に埋もれない高さに卵を産むものが選択されるでしょう。また、雪国に住んでいる方の多く

    【カマキリは積雪量を予測していない】
    terazzo
    terazzo 2012/10/20
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