山口真一氏 「コロナウィルスはビル・ゲイツの陰謀である」 「大統領選の票は操作されている」 近年、SNSを中心にして陰謀論、フェイクニュース、デマといった根拠のない情報を目にする機会が多くなっている。もちろん、SNS以前から陰謀論は様々な形で跋扈してきたが、コロナ禍を背景にして急拡大する陰謀論を仔細に検証すると、どうも以前とは様子が異なるようだ。 国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一氏は、これまで『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(光文社新書)や『ネット炎上の研究』(勁草書房)などを執筆し、計量経済学を用いてソーシャルメディアの分析を行っている人物。はたして、なぜ、今、陰謀論は急拡大しているのか? もはや他人事では済まされない陰謀論の実態を聞いた。 PTAのLINEグループが陰謀論の温床に? ──近年、SNSなどを中心に、陰謀論やフェイクニュース、デマなどの情報が