基礎的な科学技術分野へ資金が移動し始めている シリコンバレーのベンチャー・キャピタル(VC)が、高度な科学技術をビジネス化する新興企業への投資を増額しつつあるという。ここ何年にもわたって、ソーシャル・メディアやスマートフォン・アプリなどに大量の資金が集中してきたが、これらアイディア中心の「手っ取り早いビジネス」に投資家がやや飽きてしまい、もっと「ハードコア(本格的)」な科学技術に関心を示し始めたためと見られている。 ●"Venture Capitalists Return to Backing Science Start-Ups" The New York Times, OCT. 12, 2014 上記NYT記事がその具体例として列挙しているのが、蜘蛛の分泌液から環境に優しい殺虫剤を開発するVestaron、3Dプリンターを駆使して超小型衛星用のロケット・エンジンを開発するBagaveev