プロ野球広島の鈴木誠也外野手がポスティングシステムを利用して米大リーグのカブスと契約合意したと16日、球団公式サイトが報じた。1876年のナ・リーグ創設からある古豪の人気チームで、主軸の活躍が求められる。 期待の大きさは金額にも表れている。5年総額8500万ドル(約101億円)で日本人野手の1年目としては最高額。AP通信によると、広島への譲渡金は約1460万ドル(約17億4千万円)になる。日本選手ではヤンキースが2014年に田中将大(現楽天)と結んだ7年総額1億5500万ドルに次ぐ大型契約となる。 カブスの外野陣は鈴木の本職の右翼にゴールドグラブ賞5度の32歳、ヘイワードがいる。ただ、ロス監督は「(ヘイワードは)チーム最優先で考えるプロフェッショナル」と語り、ベテランの守備位置を動かし、鈴木を右翼で起用する構えだ。(共同)