いま、ビルの世代交代が始まっています。 そこで見直されているのが、渋ビルの存在。 渋ビルとは、「高度経済成長期に建てられた味わい深いビル」を指します。一例を挙げると、外壁が色ムラのあるタイルで覆われていたり、看板にレトロなフォントが使われていたりと、現代の画一化されたビルとは異なる風貌を持っている建物のこと。 わたしの住む東京下町を始め、都内でも意外なほど多く存在する渋ビルですが、先日名古屋へ訪れた際、とある有名建築家の建てた渋ビルと出合いました。 それが、「中産連ビル(1963年竣工)」です。 まるで穴あき問題のような独特な窓の作りが凝っていますよね。 実は、名古屋にも多くの渋ビルが存在します。 それを知るきっかけになったのが、『名古屋渋ビル手帖』という自主制作マガジン。 発行人である「名古屋渋ビル研究会」に、渋ビルの魅力についてたっぷりとお聞きしました! 渋いビルを愛でる「名古屋渋ビル