先月、トラストバンクがまとめた「地方暮らしに関するアンケート」によると、都市と地方を行き来する「二地域居住」の希望者が4割強と「移住・定住」の3割を上回ったほか、「ワーケーション」を希望する人も4分の1を占めるなど地方への関心が高まるなか、地方暮らしのニーズは多様化していることが分かりました。この連載では半年間にわたり12の中核都市について「移住と暮らし」という視点からさまざまな都市の実態をお伝えしていますので、地方都市への移住を考える上で参考にしていただければと思います。8回目は富山県の「富山市」です。 都市の利便性と自然の豊かさ両立する暮らしやすい街 首都圏でコロナウイルス感染が再び拡大するなか、富山市では市民を対象に市内の宿泊施設の料金を割り引く「富山市に泊まってエンジョイキャンペーン」を始めています。抽選で1万5千円のクーポン券を2000枚、1万円のクーポンを1500枚用意するもの