出退勤記録や入退室のログなどの勤務データから、社員の心を読み取る――この難題に挑戦したのがインテージである。2015年3月17日に開催された「データサイエンティスト・ジャパン2015」の講演で、同社の近藤節データサイエンス部チーフデータサイエンティスト・マネージャーが解説した(写真)。 同社は、国内1位、世界9位のマーケティング・リサーチ会社(American Marketing Association社2014年8月発表)。この取り組みに挑んだ理由は、優秀な社員の離脱を防ぐためだ。 勤務データから社員の心の中をつかめれば、社員の離脱リスクに対して早期発見が可能になるとともに、問題が深刻化する前に手が打てるようになる。加えて、リサーチ会社のインテージ社内でデータの活用が進んでいなかった、という反省もあり、この取り組みに着手したという。 今回の取り組みで活用した勤務データは、入退館ログと勤務
![[DSJ2015]「分析で優秀な社員の離脱を防げ」、インテージが成果を発表](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b4d62dfeb322d957de4bd928e93b03ea95a07dd9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fnews%2F15%2F031700980%2Fph1.jpg%3F20220512)