AwichとSTUTS。もしかしたらこのふたりのリンクに違和感を覚える読者もいるかもしれない。 昨年8月にEP『Partition』でメジャーデビューを果たし、破竹の勢いでアンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで席巻するラッパー、Awich。かたやトラックメイカーとして数々のアーティストに楽曲を提供、昨年リリースの新作『Contrast』では新境地を開拓したプロデューサー、STUTS。これまで表面上にはつながりのなかったように見えたふたりのアーティストが、6月1日(火)、渋谷TSUTAYA O-EASTでのツーマンライブにて邂逅を果たす。 とはいえ、ふたりのリレーションシップは今回がはじめてのものではない。本稿では、ふたりの接点や共通する「仕事」にまつわる観点、両者が目下挑戦を続けるバンドセットでのライブについての思いを訊く。 取材・構成 : 高橋圭太 写真 : 寺沢美遊 企画 : 高