2005年6月21日、モザンビークの首都マプト(Maputo)の北200キロにあるXai Xaiでマラリアを患う子ども。(c)AFP/ALEXANDER JOE 【2月4日 AFP】皮膚の色、身長、耐病性など人間集団の多様性を決定付ける遺伝子を500以上発見したとする研究結果が3日、米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics) に発表された。 仏国立科学研究センター(National Centre for Scientific Research、CNRS)のLluis Quintana-Murci氏率いる研究チームは、1万から6万年前とみられる期間に自然淘汰(とうた)によって変異した遺伝子582種類を特定した。 研究では、ナイジェリア、中国、日本、北西欧の4集団から、数百万の個人の遺伝情報を比較し、集団間の相違には自然淘汰が主要な役割を担っていることを突き止めた。こ