少し前から、某ゲームの影響でケルト神話に興味がありました。 とはいえ、ギリシア神話やローマ神話などに比べ、はるか情報が少なく、何を読めばいいか分かりませんでした。 そころ、Wikipedia の「ケルト神話」の項目で関連書として挙げられていました、井村君江「ケルトの神話―女神と英雄と妖精と」とフランク・ディレイニー「ケルトの神話・伝説」の二冊を読んでみました。 井村君江氏の「ケルトの神話」はどうも読みにくく、迫力に欠けていましたが、 フランク・ディレイニー氏の「ケルトの神話・伝説」は非常に迫力があり、楽しめました。 色や食事の描写は、なるほど華やかです。 さすが、神話を身近に感じて育ったディレイニー氏です。 鶴岡真弓氏の翻訳もさすが。 クーフーリンの「クルアンゲの牛撮り」が特におもしろい。 義兄弟のフェルディアとの死闘は本当に手に汗握るものがあります。(欲を言うなら、息子コンラとの戦いや、