平成15年度の人工妊娠中絶件数は319,831件で、前年度から9,495件減少している。人工妊娠中絶実施率(15~49歳の女子人口千対。以下「実施率」という。)は、11.2、前年度から0.2ポイント低下している。年齢階級別にみると、「20~24歳」20.2、「25~29歳」14.8となっており、前年度と比べ、ほとんどの年齢階級において低くなっている。(表5、図7) 平成15年度から新たに、「20歳未満」を詳細に把握した結果、「19歳」14,647件、「18歳」11,087件、実施率は、それぞれ19.9、15.7と高くなっている。(表6、図6) 平成15年度の実施率を指数(平成元年=100)でみると、全体では75、「20歳未満」では195、一方、30歳以上では、約50となっている。(表5)