まだ公式な発表はないが、4月にAmazonが日本でも電子書籍サービスを提供すると話題になっている。この動きは海外ではどうとらえられているのだろうか。 日本の電子書籍リーダー市場はAmazonのKindle Touch 3Gの4月発売という大変動に備えているかもしれない。Kindle電子書籍リーダーの価格は2万円、つまり258ドルほどになるだろう。同じ製品が米国市場でちょうど150ドルで手に入ることを考えるとかなり高価だが、日本では3Gを備えた電子書籍リーダー端末の価格が一般的にこれより高価であることを考慮すると、それでも安価だといえる。日本での3GサービスはAT&Tではなく日本のNTTドコモにより提供されるだろう。 この電子書籍リーダーが実際に日出る国で発売されれば、Amazonの同種の製品としては初の海外発売となる。Amazonはつい最近米国外からのKindle Touchの受注を開始し
日本人旅行者に人気の世界遺産マチュピチュ。でも、どこにあって、お金がどのくらいかかるのかってことは意外と知らなかったりする。そんなマチュピチュに出来るだけお金をかけないで行ってみたら……。橋が崩落していたり、線路の上をトレッキングしたりと、ちょっとした冒険の旅が待っていた。 こんにちは。世界新聞社の松崎敦史です。世界一周中のわたくし、今、ペルーのプーノという街にいます。このチチカカ湖のほとりの街は、お祭りの真っ只中ということで、パレードやら花火やら毎晩どんちゃん騒ぎ。眠れぬ夜を過ごしております。 標高3810mに位置するチチカカ湖は汽船などが航行可能な世界最高所の湖です。 スーツを着た男達がブラスバンドに合わせて街を練り歩きます。めちゃくちゃシブい。 女の子がおばちゃんに花びらをかけてもらいます さて、今回はマチュピチュに行った時の話を。マチュピチュといえば、天空遺跡、空中都市、失われた都
変調百物語の第2弾。 このシリーズは江戸時代の市井の暮らしぶりを生き生きと描きながら、併せて当時の物の考え方や宗教観なども分かり易く表現している。 古来より日本には万物に神が宿るというアミニズムにも似た神道がある。アニミズムと異なるのは神が宿る対象が自然だけではなく、日常生活のあらゆる物が対象である点だ。従って当然家屋のような建物にもそれは存在していて不思議はなく、本作の「くろすけ」の話などもその一つだ。現代なら「馬鹿馬鹿しい」と一笑に付されるだろうが、当時の宗教観であれば「そういう事があるかも」と納得するのだ。江戸時代ともなれば科学的な思考も一般庶民に少しずつ芽生えている中で、原初的な思想と科学が微妙なバランスでないまぜになっている時ではないだろうか。 そういう時代を舞台に百物語を聞くというこのシリーズは、ほど良い不気味さと謎と日常が上手くブレンドされている作品だと思う。 この第2弾で登
【ノート】 ・たまたま大丸の三省堂書店に、佐藤優と並んで本書が平積みされていたのが目に止まった。堤未果は岩波新書の「貧困大国アメリカ」シリーズを面白く、と言うか、空恐ろしく読んだ。本書でも主たる対象はアメリカなのだが、一国というよりも、その背後にあるグローバリズムを推し進める「1%」陣営を意識した記述となっている。 ・「財界の思惑に押された政府やマスコミ、自由貿易推進者たちは、数十年前からずっと同じことを言って国民を欺いてきました。海外から安い製品が山のように入ってくる、支払額が減って皆ハッピーだろう?と。ですが彼らは、その安価が連れてくるもうひとつのコスト、この国の経済を根底から破壊するもうひとつの高いコストについては決して言及しないのです。(P78)」 その「高いコスト」とは、分かりやすく言えば「国内産業の空洞化」だ。円高の時に流行したこの言葉、最近ではめっきり耳にする機会が減ったが、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く