Googleは、強力な検索サービスというコアコンピタンスを利して、Orkut、Gmail、Bloggers.comなど、ぱっと見には何の関係もなく、統一感の無い数多くのネットサービスを発表し続けている。最近は市場ではいつGoogleがIMを発表するかを固唾をのんで見守っている。 彼らのサービスは一見してあまり関連性が無いように見えるのだが、実は関連性が無くて良い、とGoogleは考えていると思う。結局はGoogleという検索プラットフォームによって最終的に数珠つなぎに結びついていく。実はGoogleはこれまでにはない、完全無比な中央集権型の企業なのである。 GoogleはYahoo!と並び称され、ビジネスモデル上も対比される事が多いのだが、エリック・シュミットにとってはYahoo!は眼中に無い気がする。彼のアタマにあるのは、来るべきMicrosoftとの全面戦争のことだけだろうと思う。 Y