2015年12月20日のブックマーク (2件)

  • 記憶があるうちに2015年に読んだ本について書く。 - マトリョーシカ的日常

    全く短くない一年だった。いろいろと出来事があって、いろいろと考えた。しかし、それは記憶にほとんど残っておらず「なんだか疲れたなぁ」という印象しかない。こういう時は自分が読んだから汲み取ってやるのが良い。というわけで今年読んだをおさらいしてみる。これが書きたかっただけだ。 年の初めにローマ史を勉強するぜ、と意気込んでいたがいつの間にか忘れてしまっていた。PKDの【ヴァリス】を読み、あのイカレタ世界に意識がいってしまったのか。ヴァリスは全世界にあまねく行き渡る知的な存在である。彼は何でも知っている。要するにイデアだ。PKDがこれを書いた当時は何があったのか分からないが、今の時代は確実にヴァリスの創造を目指している。IoTやらインダストリー4.0がそれである。全ての物体に知性が搭載され、あらゆる情報が見えないところで行き来する。それはもしかしたら、ヴァリスという一個体に集約されることはないか

    記憶があるうちに2015年に読んだ本について書く。 - マトリョーシカ的日常
    tetsujin96
    tetsujin96 2015/12/20
    いつか挑戦してみよう!
  • ■ - Lathe biosas

    『脳科学革命』(ポール・サガード著、新曜社)を読む。 人生にとって、仕事と遊びと愛が重要であるというのが書の基的メッセージですが、これを考えるにあたって脳についての生物学的知見にもとづくことがもっとも重要で実りも多いのだというのがポイントです。著者はこの主張を裏付けるために、知識を得るためには、証拠にもとづく説明が信仰より信頼性が高く、意思決定をする際には最良の計画への推論が欠かせないことを説明していきます。またこの自然主義は、単純な還元主義によるのではなく、脳と社会との関係は重層的に決定されているという立場をとっています。心のはたらきは脳という進化の産物が生み出す概念パターンであり、客観的自然を基礎になりたっているので、幸福や道徳についてそれらを無視する宗教や哲学の思考実験は役に立たないと否定します。宗教に意味をおく人や生物学や心理学の成果を無視する哲学者にとっては受け入れがたい主張

    ■ - Lathe biosas