100年前、ウィルアム・H・ユーカーズが、膨大な時間と労力、それに資金を投入して完成させたコーヒー研究の書籍が『ALL ABOUT COFFEE』です。1922年に初版が刊行されて、その後、1935年に第2版が刊行されています。 昭和の時代に日本で刊行された珈琲書のほとんどが、この『ALL ABOUT COFFEE』の影響を受けていると言われています。昭和日本の珈琲研究のバイブル的な書籍だったわけです。 現在(2018年)、『ALL ABOUT COFFEE』はインターネット内で無料公開されていて、googleの翻訳機能を使って無料で読むことができます。しかし、20年前は、読んでみたければ、TBSブリタリカ刊行の『ALLABOUT COFFEE(日本語に翻訳している)』を、3万円以上費やして購入するしか無かったわけです。 エカワ珈琲店は、TBSブリタリカから刊行されていた『ALLABOUT