本日は【150】バットを振りました。 皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 今日は『数の子は音を食うもの』 北大路魯山人 著 を読みながらバットを振りました。 青空文庫より お正月になると、大概の人は数の子を食う。私は正月でなくても、好物として、ふだんでもよろこんで食っている。なかなか美味うまいものだ。 さて、どんな味があるかと言われてもちょっと困るが、とにかく美味い。しかし、考えてみると、数の子を歯の上に載せてパチパチプツプツと噛む、あの音の響きがよい。もし数の子からこの音の響きを取り除けたら、到底あの美味はなかろう。 音が味を助けるとか、音響が味の重きをなしているものには、魚の卵などのほかに、海月くらげ、木耳きくらげ、かき餅、煎餅せんべい、沢庵たくあんなど。そのほか、音の響きがあるために美味いというものを数え上げたら切りがない。 つづく, ウィキペディア「寿司」の項より, 12行にしてバット