プロ野球球団・横浜DeNAベイスターズが、横浜スタジアムの子会社化を目指した株式公開買い付け(TOB)に乗り出した。過半の取得を目指し、2016年1月20日までに普通株1株を1500円で買い付ける。友好的買収という位置づけだ。 これは今シーズン、前半戦首位から後半戦最下位という球界始まって以来の転落劇に沈んだDeNAベイスターズにとって、シーズンで鬱積したモヤモヤのすべてを挽回して余りある大ファインプレー……といっても過言ではないほどの大ニュースであるといえるだろう。 友好的。重ねてきた歴史を思えば、なんてすてきな響きだろうか。 前代未聞の下方安定 そもそも、このベイスターズは前親会社のTBS時代から10年で8回の最下位という前代未聞の下方安定した成績だけでなく、経営面でも「全試合満員になっても黒字にはならない」という何かの冗談か罰ゲームのような、解消しようのない莫大な赤字を延々と垂れ流し
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