今回のツアーは最新アルバム「just A moment」を携えて計11公演が行われたが、チケットは軒並みソールドアウト。この日も1階フロアが埋め尽くされているのはもちろんのこと、2階席も立ち見が出るほどの盛況ぶり。さらに開演前から熱気が充満し、梅雨独特の湿気とあいまって異常な空気が会場を漂っていた。 開演前の注意事項アナウンスは、ワンマンの恒例でピエール中野(Dr)が担当。しかし、いつもは饒舌なアナウンスが、ところどころで噛みまくり。挙げ句には「カメラなどでの撮影は禁止されています」という台詞を放った瞬間、「カメラ」「撮影」という単語に異常な反応を示すピエール。なんとか最後は定番のコール&レスポンスで締めくくり、場内を笑いで包んだ。 観客の興奮がピークに達したとき、突然客電が落ち、瞬時にフロアを揺らすような怒号が上がる。そんなフロアの狂騒ぶりを横目に、TK(Vo,G)、345(Vo,B)、