2007年7月、長崎県出身の久間章生防衛大臣が、原爆投下を「しょうがない」と発言し、その責任を取って辞任しました。 今さらこの騒動の検証はしませんが、発言の要旨だけ書いておきます。 「勝ち戦とわかっているときに原爆まで使う必要があったのかとは思うが、これで戦争が終わった。ソ連参戦を防ぐことや戦後の占領政策を考えたらしょうがない。アメリカを恨むつもりはない」 久間大臣は戦争の早期終結で北海道が占領されずにすんだなどとも言ってますが、ここで重要なのは、「戦後の占領政策」という言葉。はたしてアメリカは本当に戦後のことまで考えていたのか? あんまり騒がれませんでしたが、2007年8月8日、時事通信がすごいスクープを打ちました。 長崎への原爆投下後、米軍の上層部が3発目を東京に投下するつもりだったことが、極秘文書で裏付けられたというのです。従来、原爆投下の目標地点は広島、長崎、小倉、新潟だと言われて