こんにちは、長山一石 (ながやま・かずし) と申します。今年はじめに米国の Google LLC を退職し、最近は JADE という会社を立ち上げて活動しています。今回は、Google Discover について少しお話しようと思います。 0. Discover はいいぞ Google Discover というプロダクトを知っていますか。昨年ひっそりと旧名 Google Feeds から名前を変えてローンチした、個人に最適化したニュースを届けるサービスです。 Pixel ならばホーム画面から左にスワイプすれば、スムーズに記事のレコメンデーションが始まるような仕組みになっているし、他のスマートフォンでもChrome や Google アプリを利用していれば、いたるところにおすすめ記事の一覧が出るように改変が進んでいます。 ある日のわたしの Discover。プログラミングやガジェット関連の情
Youlin Li(左)と前田俊太郎(右) Facebook で News Feedのインフラ責任者を務めた Youlin Liが、スマートニュースの Vice President of Engineering, Backend System and Foundation に就任しました。 about.smartnews.com Youlin の来日に合わせて、Vice President of Ad Product の前田俊太郎がインタビューしました。Facebook でどんなことをしてきたのか、その経験を生かしてスマートニュースで何を成し遂げようと考えているのか、徹底的に聞きました(構成:スマートニュース通訳・翻訳チーム&スマQ編集部)。 Facebook を支える「社内開発プラットフォーム」の重要性 前田 よろしくお願いします。まずは自己紹介を。 Youlin Youlin Li で
このように、可視化されたデータを連続して見せることによってファクトを伝えるのが、データ・ストーリーの手法です。 Ben Jones氏によるデータ・ストーリーについての解説と、彼が見出した7つの王道パターン データを伝える記事を多く出しているNYタイムズですが、彼らの新人記者向けの研修の資料では、データ・ストーリーについて詳しいBen Jones氏による以下の講演動画が紹介されていました。(講演のスライドはこちらから見られます。) 講演の内容について手短に解説します。Jones氏は当時(2015年)、データ可視化ツール大手のタブローソフトウェアでプロダクトマネージャーをしていました。(ちなみにタブローは、先月Salesforceに1.7兆円で買収されています。) ある日、タブローがいくつかの可視化されたデータを連続して見せる機能を公開したところ、ユーザーはそれを使ってさまざまなデータ・ストー
ヤフー時代の部下から突然メッセンジャーが。 「以前宮坂さんが緊急対応時に残して頂いた言葉を今度セミナーで使っていいですか?」 と。 リーダーの仕事はいっぱいあるけどなかでも大きな仕事の一つは重大事故の発生の時の陣頭指揮。平時は部下で回せるようにするのがマネジメントだけど、危機の時まで部下にまかせるわけにはいかない。 お恥ずかしながらヤフー在職中の22年で何度か重大事故を起こし関係者の人に多大な迷惑をかけてしまった。その度にその陣頭指揮をとった。 結果的にヤフーのなかでもっとも深刻な事故対策をやった人の一人じゃなかろうか。そのなかからノウハウ的なものがたまってきたものを部下にメモしておくってあげたものを彼は覚えていてくれたらしい。 彼いわく危機対応の時にすっごく役にたって指針になったといってくれて送ってくれた。 ひょっとしたら他の人にも参考になるかとおもって(若干訂正してますが)ここに残して
ついにインターネットの使用者が世界人口の過半数を超え、モバイルに割く時間がテレビを見る時間を初めて上回り、ゲーム産業や広告産業に関わる状況も大きく変化しつつある……といった膨大な情報が詰まった年次レポート「Internet Trends 2019」が公開されました。とにかくデータが多いので、333枚のスライドから特に興味深いグラフをまとめてみました。 INTERNET TRENDS - 190611_Internet_Trends_2019.pdf (PDFファイル)https://www.bondcap.com/pdf/190611_Internet_Trends_2019.pdf 333枚のスライドにもおよぶINTERNET TRENDSの全ては以下から確認できます。 ・目次 ◆世界のインターネットユーザーの全体的なトレンド ◆時価総額で見た世界のトップ10社 ◆Eコマースの売上は鈍化
福田充教授の論文「テロリズムとメディア報道~英米におけるテロ報道に関する制度の考察」が日本民間放送連盟研究所の学術誌『海外調査情報』第11号に掲載されました。2015年1月に発生したイスラム国日本人人質テロ事件を受けて、テロリズムを報道するメディアの役割について国際的に検討した論文です。 2015年3月 ■メディアとテロリズムの「共生関係」 アメリカのランド研究所で長年テロリズム研究を行ってきた第一人者の一人であるブライアン・ジェンキンスが論文の中で「テロリズムは劇場である」(Jenkins,1975)と表現したのはすでに1975 年のことであった。テロリズムとは、テロリストの設定した劇場の中で「観衆=オーディエンス」を巻き込んで展開されるショーであり、それがメディアによって外部に中継されることでより幅広い「視聴者=オーディエンス」を得る構造は現在も変わっていない。 同じくアメリカのジョー
拡散したいテロリスト、コンテンツとして利用するメディア、見たがる利用者――。特に映像を多くの人々に発信するテレビは、どのようにテロリストの動画と接すればよいのか。NHKとBBCのガイドラインを読み比べた。 People walk past a big screen reporting that a Japanese hostage was killed by the Islamic State in Tokyo on February 1, 2015. Japan said it was 'outraged' after the Islamic State group released a video purportedly showing the beheading of Japanese hostage Kenji Goto. AFP PHOTO / Toru YAMANAKA (Ph
インタビューに応じる箕輪氏 ――まずなにがあったのか、見城さんがツイッターですごく怒っていると思うんですけど。 「まず騒ぎになっていること自体、『NewsPicksBook』で騒ぎになっていること自体申し訳ないなというのがすごいあって。一応『NewsPicksBook』の編集長なんで。だけど騒ぎの時に、なにもちゃんとした核心めいたことをツイートすることもなくやってたので、せっかくの機会ならと思って来させて頂いて」 「なんで読者の皆さんと書店の皆さんと、あと関わっている人たちが相当いるんですけどその人たちもわかっていない状況でここまできて。心配を掛けている、こんな反響になるとも思ってなかったんですけど、心配かけていることをまず申し訳ないなと思ってます。なにがあったかというと『NewsPicksBook』って、そもそもどういうものかって話していいですか?」 「多分わかんない人も。ツイッターを見
短いムービーを投稿して共有する中国発のアプリ「TikTok(ティックトック)」は、若者を中心に大人気となりましたが、13歳未満の子どもへの保護が足りないことを理由に、アメリカで570万ドル(約6億3000万円)の罰金処分を課されることになりました。 Video Social Networking App Musical.ly Agrees to Settle FTC Allegations That it Violated Children’s Privacy Law | Federal Trade Commission https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2019/02/video-social-networking-app-musically-agrees-settle-ftc 子どものオンライン上のプライバシーを保護するアメリ
永井荷風や井上ひさしらが居を構えた「文学の街」千葉県市川市。その閑静な住宅街の一角に「志学社」はある。星海社にて『江戸しぐさの正体』や『マージナル・オペレーション』シリーズなどのヒット作を手掛けたフリー編集者の平林緑萌(ひらばやし・もえぎ)氏が、昨年10月に新たに立ち上げた出版社だ。出版不況が叫ばれて久しいなか、平林氏が市川に「小さな出版社」を作ったのはなぜか。その理由を尋ねた。 名著の復刊を目指して 太田出版では『QuickJapan』、星海社では主に書籍、とこれまで10年近く出版物の編集に携わってきました。本を作るノウハウは身に着けたし、ヒット作も手掛けてきた自負はありますが、30代も半ばに差し掛かったときに、この先10年、20年残るような書籍や、新たな出版の仕組みを作りたいと思うようになりました。出版不況の只中で、このまま本を作っているだけでは、いずれは出版社という船ごと沈没してしま
「神保町編集交差点」(主催:BLOGOS、企画:株式会社ツドイ)は、現場で奮闘する若き編集者の方々に、一線級の「編集術」を届けることを目的とした、月に一度の連続トークイベントです。このnoteでは、そのレポートを掲載させていただきます。 第五回のテーマは、「おもしろい『チーム』の作り方」。林雄司さんと、原宿さんにご登壇いただきました。 林雄司さんは、『デイリーポータルZ』の編集長。『デイリーポータルZ』は、ジャンル問わず、トレンドを追わずの、ライターたちが興奮したことだけを載せた“オルタナ系ポータルサイト”。「愉快な気分になりますが、役に立つことはありません」のキャッチコピーのもと、個性豊かな記事が毎日更新されています。 一方の原宿さんは、『オモコロ』の編集長。“あたまゆるゆるインターネット”の名のごとく、ゆるくて笑えるコンテンツを配信する『オモコロ』は、月間1000万PVの人気サイト。有
米GoogleとWordPress.comを運営する米Automatticは1月14日(現地時間)、中小ニュースメディア向けオンライン出版プラットフォーム「Newspack」を発表した。立ち上げへの参加申し込みを2月からWordPressのWebページで受け付け、β版の提供を7月末に世界で開始する計画だ。 Newspackは、ジャーナリストがコンテンツ制作に専念できるよう、必要な技術的ツールを提供するプラットフォーム。WebサイトのデザインやCMSや商取引システムの設定などを簡単に行え、WordPressのプラグインを利用できる。2020年1月末までを予定している開発期間中は無料だが、正式版は月額1000~2000ドルになる見込みだ。 Googleはこのプロジェクトに120万ドル出資する他、Newspackの機能についてアドバイスし、Googleの各種サービスとの統合を技術的にサポートして
PublickeyはおもにエンタープライズITの分野にフォーカスし、クラウドやシステム開発、Webテクノロジーなどを中心に専門性の高い記事を提供しているブログメディアです。 運営は基本的に僕一人で行っていて、日々記事を書くことに加えて、Webサイトを構築するためのHTMLを書き、お客様や代理店からの問い合わせに対応し、バナー広告やタイアップ広告を販売し、アドサーバへの設定や運用をし、掲載後のお客様への報告などを行っています。 こうして運営されているPublickeyの売り上げはどうだったのか、今年も紹介していきましょう。 広告は直接販売が中心。アフィリエイトは重視せず Publickeyの特長は、AdSenseやアフィリエイト広告に依存せず、バナー広告やタイアップ広告を直接販売して売り上げを上げていることです。専門性の高いブログメディアでは必然的に読者数が絞られることになるため、クリック数
飛躍的成長を遂げたGunosy、ここまでにどんな困難があったのか? そう切り出すと創業者で、現 取締役 ファウンダーの福島良典さんは「全て検証があっただけ。真の困難は無かった」という。「ただ…これからやってくるかもしれない」と続けてくれた。福島良典さんが見据える少し先の未来、そして常に勝ちパターンを見出し続ける彼の思考に迫った。 Gunosyは、日本で情報キュレーションサービスをいち早くスタートした会社の1つだ。スマートフォンやSNSの普及で情報が溢れ始めた2012年、良質なコンテンツを最適に届け、ユーザーが効率よく情報収集できるように、という背景のもと設立された。 サービスリリースから約6年が経った今、同社が開発・運用するメディアの累計DL数は3,650 万を超える。情報キュレーションサービスの代表格として知られる存在となった。 予測できたら、それはハードシングスではない 経営者たちの「
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