【ベルリン時事】ドイツのミュンヘン上級地方裁判所は17日、自動車レースの最高峰、F1グランプリ(GP)を取り仕切るフォーミュラワン・マネジメント(FOM)のバーニー・エクレストン最高経営責任者(CEO)=(82)=が贈賄罪で起訴されたことを明らかにした。 英国人のエクレストンCEOはF1関連の株式売却に当たり、収賄罪で有罪判決を受けたバイエルン州立銀行の元役員に対し、英税務当局の調査を受けないようにしてもらう見返りに4400万ドル(約44億円)を賄賂として贈ったとされる。訴状は英語に翻訳され、同CEOに送付された。 エクレストンCEOは賄賂ではなかったと否定している。初公判の期日は9月中旬以降に決まる見通し。