正月準備、当世風で 仙台圏・伝統文化に新提案 川村さんが個展で発表した「SPACE KADOMATSU(スペース 門松)」。門松が宙づりになっている 穀物と野菜だけで完成した、彩り豊かなマクロビおせち ことしも残すところ2週間ほど。最近は伝統行事への関心が薄れ、クリスマスは祝っても、正月準備をしない若い世代が増えている。こうした中、仙台圏では日本文化を大切にしつつ、現代のライフスタイルに合った正月の迎え方を提案する人々がいる。 <年神様を迎える印> 仙台市泉区の造園家川村博崇さん(40)は、冬囲いや雪つりなど造園業ならではのわら仕事に基づく、創作門松「千代(ちよ)飾り」を考案した。 しめ飾りをヒントに、竹と松にわらばかまをはかせ、わらを梅結びにして正月の晴れやかさを表現する。従来の門松より小さく、個々の家の門口に応じてデザインと大きさに変化を付けている。 「松飾りは、正月に年神様を家