クニマス生息が約70年ぶりに確認された西湖(山梨県富士河口湖町)の漁業協同組合は20日、クニマス生息の可能性が高いとみられる湖の北側の一部水域を自主禁漁区域とすることを総会で決めた。クニマス保護のための禁漁区設定は初めて。 総会に出席した約30人全員が設定に賛成。同組合によると、北側の一部を禁漁区にするが、具体的な水域は3月20日のヒメマス漁解禁までに決め、ブイを浮かべて釣り客に禁漁区であることを知らせるという。漁協関係者は「貴重なクニマス保護のために、漁協としてもなんらかの手を打たなければならないという意見で一致した」と話した。