敷島製パン(名古屋市)は7日、名古屋の焼きまんじゅう「なごやん」の一部から、カルキ臭がする成分「ジクロロフェノール」が検出されたとして、44万5千個を回収すると発表した。今のところ健康被害は確認されていない。 同社によると、回収するのは、昨年12月23日~30日に愛知県の刈谷工場でつくった「なごやん」など17種類の商品。白あんの原料として米国から輸入した白インゲン豆から、微量のジクロロフェノールが検出された。同社工場ではこの物質を使っておらず、輸入豆に付着しているのを気づかずに製品化したとみている。 回収の対象となるのは、「なごやん」の場合、賞味期限が2月6日~13日と表示された商品。現在、店頭に並んでいる商品は、異なる原料を使っていて問題はない。同社は「年末年始の帰省の土産で買った消費者も多いと思われ、速やかに連絡してほしい」と呼びかけている。連絡先は同社お客さま相談室(0120・084