2021年2月19日、「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案」(以下、入管法政府案)が閣議決定されてから2年近くが経とうとしている。法案はその後、国会で審議入りし... 法案の内容そのものはもちろん、審議の過程では、連日、立法事実を根底から揺るがす事態が明るみになってきました。この間の審議で何が明らかになり、何が明らかにされていないのか――まともな審議が成り立たない理由を整理しました。 ■1:難民審査参与員の不可解な偏りと杜撰な審査の実態 ■2:不可解な発言「訂正」、立法事実になっている参与員の主張を大臣自ら否定 ■3:「証拠はないが信じろ」状態の審議 ■4:大阪入管での飲酒診療の指摘と実態とかけ離れた資料 ■5:飲酒診療を公表しなかった大臣の責任 ■6:ウィシュマ・サンダマリさんの事件もまだ解明され