私は幽霊を信じている(見たことはない)。 正確に言うと、怒りや恨みといった強い負の精神エネルギーは、当人が死んでもこの世にとどまるのではないかと思っている。 たとえば、突然殺された人の死の瞬間の強い思念が、その土地に焼きつくように照射されて地縛霊になるのではと、根拠もなく勝手に思っている。 それで、疑問に思うことがある。 たとえば、平安時代末期の古戦場と、戦国時代の古戦場が同じ土地だった場合(そんな土地あるか知らにゃい、ただの仮定)。 その場合、ちがう時代の無数の地縛霊は、同じ土地に共存しているのか。 物体ではないからあり得ないけど、負の思念がごく狭い土地に照射されていたら、その部分が地縛霊で満員電車のようにギュウギュウ詰めだったりしないのか、エネルギー的に。 負の精神エネルギーは、時がたつにつれ薄れてゆくんだとは思う。 実際、「ここは縄文時代の幽霊が出る」とか聞かないし。 政敵を呪い殺し