2015/8/19 社会保障, 貧困と格差 国家による殺人をさらに強める生活保護バッシング|都留民子県立広島大学教授 はコメントを受け付けていません (※2012年5月に書いた記事です) 5月25日、生存権裁判を支援する全国連絡会第6回総会で、県立広島大学教授・都留民子さんによる記念講演「日本の貧困と生活保護」が行われました。私が関心を持った部分だけですがその要旨を紹介します。(文責=井上伸) いま芸能人の河本準一さんの母親の生活保護受給問題をめぐって生活保護バッシングが巻き起こっています。しかし、親族に生活保護受給者がいる著名人のスキャンダルなど欧州にはありません。いまの河本さんに関する生活保護バッシングは欧州では不当な人権侵害にあたります。そもそも欧州には家族扶養の責任など存在しません。生活保護の要件は本人世帯の所得だけで本人はもちろん家族の預貯金の調査などもしないのが欧州の常識です。