見通しは不安定 東京五輪の開催がますます怪しくなってきた。 菅政権は何とか開催したい、というスタンスだ。しかし、アメリカのバイデン大統領は2月7日、菅総理との電話会談で「安全に開催できるかどうかは科学に基づくべき」と言ったと伝えられている。 五輪が中止になれば、選手村跡地を分譲マンションに改装する東京都中央区の「晴海フラッグ」という分譲総戸数4145戸の大規模マンションの今後が、一気に不安定化する。 販売は2019年の夏に始まり、すでに約900戸についての売買契約が終わったと広報されていた。 2020年、五輪の開催が翌年に延期されることが発表されると、晴海フラッグの売主は「手付金返還でのキャンセルを認める」と契約者に通知した。つまり、契約者にとっては何のダメージもなく、物件の購入をキャンセルできるということだ。 キャンセルできる期間は「引き渡し時期が確定するまでの間」とされている。 仮に2
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