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ブックマーク / diamond.jp (86)

  • 震災であぶり出された小売チェーンの底力とアキレス腱

    次世代に引き継ぐ大震災の教訓 東日大震災から1年。首都直下型地震をはじめ次なる巨大地震の可能性も示唆され、国民に不安が広がるなか、我々現役世代は何を為すべきか。それは東日大震災から得た教訓を、次世代へと確実に引き継ぎ、活かすことではないだろうか。そしてその役割はこの1年間、着実に果たされてきたと言えるのか。各分野の専門家へのインタビューと現地取材を交えたレポートで検証する。 バックナンバー一覧 大震災では、被災地に店舗を持つ企業の災害対応力も問われた。特に、生活のインフラ機能を担う事業者は1年前のあの日、どのように動いたのか。各社の被災状況と復旧方法を改めて振り返るとともに、今後来るべき首都圏など他地域での災害への備えを考える。 糧や生活必需品を提供する 小売り業の真価が問われた震災 津波は、日常の買い物の場をも飲み込んだ。店舗には一階からクルマや家屋の破片が突っ込み、天井までヘドロ

  • 「一生持ち家に住めない!」中国で格差拡大が深刻化遅すぎた低・中所得者層向け「保障性住宅」普及

    ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹のの里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に

  • お父さんの小遣いは減らさずに1年間で100万円貯める4つの方法(その4・通信費)

    おおやま・ひろこ/マネーライター、ファイナンシャルプランナー(AFP)。大手旅行代理店勤務後、ソニー創業者の井深大氏が設立した財団法人幼児開発協会での研究企画などの業務に従事。その後、教育専門誌編集記者を経てフリーに。ビジネス誌、マネー誌などで経済、マネーに関する記事を中心に執筆。 ダイヤモンドZAi 注目記事! ダイヤモンド・ザイの最新号から注目記事をオンラインで全文読めるようになりました。その他、ネット証券に関するニュースや使いこなしガイドなど、投資に関する情報を日々お届けしています。 バックナンバー一覧 毎月かかる固定費をガッツリ削ることができれば、家計は楽になるし、貯金だってできるようになる! さっそく、削減する方法をしっかり勉強しよう。今回は「通信費」についてチェックしよう。 ★たとえば1年間で12万円削れる! ・見直し前…家族のキャリアがバラバラで2万8000円/月 ↓ ・見直

  • ビジネスモデル――日本プロ野球のビジネスモデル

    東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計160万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。 著書に『グロービスMBAキーワード 図解 基フレームワーク50』『グロービスMBAキーワード 図解 基ビジネス分析ツール50』『グロービスMBAビジネス・ライティング』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 問題解決100の基』『MBA 生産性をあげる100の基』『MBA 100の基』(以上東洋経済新報社)、『テクノベートMBAキーワード70』『[実況]ロジカルシンキング教室』(以上PHP研究所)、共著書に『グロービスMBA経営戦略』『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックII』(以上ダイヤモンド社)、『ビジネススクールで教えている 武器

  • 同じ仕事を楽しんでいる人とそうでない人がいるのはなぜか?

    仕事が楽しくなる!25のルール 仕事をもっと楽しくしたい――。最近は、どこの会社に行っても、若手社員からこの言葉を聞かされます。「楽しい仕事」を探すのではなく、「どうすれば今現在を楽しくできるか」から考えてみてはいかがでしょうか?私の会社では「やる気」ではなく、「やれる気」を促進することを目標にしています。連載でお伝えしたいのは、そのためのちょっとした考え方やコツです。必ず連載が役に立つことをお約束いたします! バックナンバー一覧 「自分の適性に合っていない」と思っても、 仕事は楽しくできる 同じ部署で同じ仕事をしているAさんと、Bさん。まったく同じなのに、Aさんは「仕事が面白い」と言い、Bさんは「仕事がつまらないんで、早く辞めたい」と言う。現実にそういうケースは、よくあります。 やっぱり、その中身を見れば、たいていの場合はAさんのほうはバリバリと実力を発揮しているし、上司や同僚や後輩

  • 優れた経営者が直感を使う5つの理由

    発想トレーニングの辞典、『アイデア・バイブル』 創造性は誰もが生来持っているもの。難しく考えることはない。NATOやCIAで創造性開発を担い、企業でもセミナーなどで発想トレーニングを提供するマイケル・マハルコ氏。ベストセラー『考具』著者・加藤昌治氏が若かりし頃「辞書のように引きまくり、メモを書き込んだ」というマハルコの著書『アイデアのおもちゃ箱』が増補改訂、『アイデア・バイブル』として発刊されたのを機に、発想トレーニングのエッセンスを紹介する。 バックナンバー一覧 直感は「持って生まれた天才のヒラメキ」と思っていないだろうか? 実はトレーニングによって開発できるし、理性や論理と結びつけることで問題解決ができる。優れた経営者は皆こうした直感力の持ち主だ。 経営者が直感を使う5つの方法 成功する経営者の頭脳には直感力がぎっしりつまっている。彼らに企業の財務報告書を渡してみれば、その企業の長所、

  • 【J.S.バッハ「フランス組曲」】若き再婚相手のために作曲家族の大切さも教えてくれる素敵な鏡

    1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。 今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内 ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。 バックナンバー一覧 外に出れば7人の敵がいる、と言います。 要するに、人間社会には弱肉強・適者生存という厳しい現実もあるので、家を一歩でも出れば気を引き締めるべし、と

  • 持続可能性との両立コカ・コーラ:10年間で事業を2倍に成長させる

    ムーター・ケントがザ・コカ・コーラ・カンパニーの指揮を任されたのは2008年7月のことである。それまでは前CEOのネビル・イズデルの下で社長兼COOとして、手腕を発揮していた。CEOに就任すると、彼は、「Vision2020」を掲げ、2020年までに事業を2倍に成長させるという計画を発表した。飽和状態といわれているアメリカ市場においてさえも、意欲的な長期成長路線を取ってきた。内向きで「驕り高ぶった」企業文化を再び若返らせ、コスト削減で浮いた資金をブランド開発に再投資した。 インタビューのなかでケントは、水資源保護をはじめとする持続可能性への取り組み、顧客とのコミュニケーションを重視する姿勢、〈フェイスブック〉に3300万人ものファンを持つ価値、また名物CEOだったロベルト・ゴイズエタのリーダーシップ・スタイルとの比較などについて語る。

  • 報告しても怒られ、しなくても怒られ…困惑上司の“報告してほしいこと”がわからない部下たち

    1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ

  • 中国大陸から見た台湾総統選挙中国の民主化は「台湾化」から始まる

    中国大陸の一般市民は、台湾総統選挙に非常に高い関心を寄せた。同じ言葉を話し、同じような経済発展の道筋をたどってきた台湾の民主的選挙は、中国大陸の民主化に大きな影響を及ぼさずにはおかない。(在北京ジャーナリスト 陳言) 1月14日の台湾総統選の投開票に対して、中国大陸では異常なほどの関心が集まっていた。国民党の馬英九候補と民進党の蔡英文候補の「英英対抗」の中、台湾が独立していくという心配より、台湾民主化の「制度」に関心を寄せていた。 日アメリカの選挙についても、中国一般市民はたいへんな興味を示してきたが、それは所詮、民主主義国家で行われているものであり、基的に中国人と関係なし。しかし、台湾となると、同じ中国語を話し、同じ経済発展の道を歩んできた同胞の政治制度だけに、一層興味深く観察する。 国営の官報だけでなく、新聞スタンドで販売されている市場メディアも、台湾の選挙報道を集中的に行ってき

  • 日本は人を大切にする国人を大事にしない国が他国のモデルにはなりえない

    3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言 マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。 バックナンバー一覧 「今日日は、140年前と50年前の2つの転換期に匹敵する大転換期にある。ただし前の2つの転換とは違い、今回のそれは失政、混乱、敗北の類がもたらしたものではなく、主として成功の結果もたらされたものである。成功のもたらす問題は、失敗のもたらす問題とは大きく異なる。しかし、そこで求められる姿勢、変化と継続双方へのかかわり方、一人ひとりの人間のとるべき行動、リーダーシップは同じである」(『プロフェッショナルの条件』) 1999年春、ドラッカーの新作『二一世紀のマネジメント・チャレンジ』(邦題『明日を支配するもの』)が、世界的なベストセラーになった頃である。私は、あるレセプションで、立て続けに3

  • 橋下市長個人にではなく 〈橋下的なもの〉に感じる違和感。 本当に必要なのは リダンダンシーのある社会ではないか|香山リカの「ほどほど論」のススメ|ダイヤモンド・オンライン

    1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒業。豊富な臨床経験を生かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する。著書に『しがみつかない生き方』『親子という病』など多数。 香山リカの「ほどほど論」のススメ 好評連載「香山リカの『こころの復興』で大切なこと」が終了し、今回からテーマも一新して再開します。取り上げるのは、社会や人の考えに蔓延している「白黒」つけたがる二者択一思考です。デジタルは「0」か「1」ですが、人が営む社会の問題は、「白黒」つけにくい問題が多いはずです。しかし、いまの日では何事も白黒つけたがる発想が散見されるのではないでしょうか。このような現象に精神科医の香山リカさんが問題提起をします。名づけて「ほどほど」論。 バックナンバー一覧 なぜ私が橋下さんを批判するのか 橋下さんはツイッターで、自らの方針を批判する学者や識者を攻撃して

  • 「なでしこ」が流行っているのはオジサンだけ!?バブル・氷河期・ゆとりで全く違う“今年の流行語大賞”

    ロスジェネ世代(1981年生)の編集・ライター。フリーライター、編集プロダクション勤務を経て2008年より株式会社プレスラボを起ち上げる。著書に『エレベスト』(戎光祥出版)。web上のニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。「GetNavi」(学研)誌上で『コンビニ研究室』連載中。他に「日経トレンディネット」「COBS ONLINE」「R25」「サイゾー」など主にネット媒体で執筆中。起業したのは旺盛な独立心と言うよりも、むしろサラリーマンの職場における煩わしい人間関係から逃げるため。 ツイッター:@umeda_kazuhiko バブルさんとゆとりちゃん 職場は世代間ギャップの宝庫だが、そのなかでも他の世代から槍玉に挙げられやすいのが「バブル世代」と「ゆとり世代」。そんな2つ世代の職場での生態を解き明かすとともに、彼らとの上手な付き合い方を探っていく。 バックナンバー一覧 周囲から見て「困っ

  • 幸せ婚の条件は「3高」から「3同」へ変わった?結婚相談所が「価値観マッチング」を最重視する裏事情

    フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。 ツイッターは@miyazakid 「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか? 日は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日人の結婚」をいま一度問い直してみよう。 バックナンバー一覧 「価値観お化け」がさまよう婚活市場 ツヴァイも重視する新たな結婚の条件 去る11月9日、結婚相談所を展開する「ツヴァイ」(ZWE

  • フェイスブックの次はブレッコ?グーグルの本丸「検索」の世界にも押し寄せるSNSの大波

    シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 いまさら新しい検索エンジンに出る幕はないとお考えではないだろうか。 ところが、昨年からメキメキと頭角を現している新しい検索サイトがある。blekko(ブレッコ)がそれだ。 創設は2007年。それから3年あまりの間、誰の目にもつかず、静かに開発を続けてきた。だが、その将来性を見込んで、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル会社からすでに2400万ドルもの投資を集めること

    フェイスブックの次はブレッコ?グーグルの本丸「検索」の世界にも押し寄せるSNSの大波
  • なぜ世界はスタグフレーションに陥ったのか―1970年代の石油危機が引き起こしたパニックの余波

    1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日図書館協会)など。 週刊ダイヤモンドで読む 逆引き日経済史 大正時代から現代まで、その時代の経済事象をつぶさに追ってきた『週刊ダイヤモンド』。創刊約100年となるそのバックナンバーでは、日経済の現代史が語られているといってもいい。コラムでは、100年間の『週刊ダイヤモンド』を紐解きながら、歴史を逆引きしていく。 バックナンバー一覧 大正時代から現代まで、その時代の経済事象をつぶさに追ってきた『週刊ダイヤモンド』。創刊約100年となるバックナンバーでは、日経済の現代史が語られているといってもいい。コラムでは、約100年間の『週刊ダイヤモンド』を紐解きながら歴史を逆

  • “やるべき事をリストアップ”は時代遅れ!必要なのは、仕事の正体を見極める事

    1967年石川県生まれ。大阪大学大学院理学研究科修士課程終了後、住友電気工業株式会社に入社。自動車用ブレーキパッドのエンジニアとして、社内トップのヒット商品を開発。エンジニア時代に数々の時間管理手法を試すが、その手法の効率の悪さに納得できず、時間管理について研究を開始。試行錯誤の結果、シンプルでムダのない時間管理手法を確立。これが好評となり、さらに時間管理を普及させるために独立し、現在に至る。ホームページ「時間管理研究所」 24時間じゃ足りないあなたへ 時間貧乏からの脱出法 「仕事に追われてばかり」「やりたいことがあるのに、忙しすぎてちっともできない…」。「仕事」や「時間」についての悩みは、現代のビジネスパーソンに共通するものです。時間が足りないという悩みそのものは、今に始まったことではありませんが、その深刻さは年々深まっているように思えます。仕事の結果を出しながら、仕事時間は減らしていく

  • 齊藤 誠  一橋大学大学院経済学研究科教授低生産性・高コスト構造を自覚せよ

    1994年ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部にて、流通・電機・IT業界、国際金融、財政政策、マクロ経済を担当。2006年より現職。 デフレ日 長期低迷の検証 20年もの長きにわたって低迷を続ける日経済を、気鋭の経済学者とともに検証する。 バックナンバー一覧 齊藤 誠(Makoto Saito) 一橋大学大学院経済学研究科教授 1960年生まれ。京都大学経済学部卒業、米マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。経済学博士。住友信託銀行、英ブリティッシュコロンビア大学助教授などを経て、2001年より現職。専門はマクロ経済学、金融経済論。07年日経済学会・石川賞受賞。主な著書に『資産価格とマクロ経済』(日経済新聞出版社、07年)。 Photo by Masato Kato ──日経済の現状をどうとらえているか。 実質国内総生産(GDP)も物価水準も為替レートも、主な経済指標は

  • “戦力にならない”若手社員はなぜ増えた?成熟経済下の日本に求められる「新しい教育」の姿――東京大学 本田由紀教授インタビュー

    「最近の若手は戦力にならない――」。こんな厳しい声が多くの企業から聞こえてくる昨今。その原因はとかく若者ばかりに求められがちだが、決して彼らの責任のみに帰して片付けられる問題ではない。「日教育システム」と「日企業の古くからの体質」にこそ問題の質がありそうだ。そうしたなかで東京大学・田由紀教授は、「職業的意義を持つ教育」が問題を解決するための鍵であると説く。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 林恭子) 企業や教育機関は自ら変革を怠る一方で、 若者へ「過剰な期待」をしていないか ――多くの職場で「若手社員の能力不足」が指摘されている。若手社員にしてみれば、学校教育をサボったわけでもないにもかかわらず、批判されるのは心外かもしれない。なぜ、これほどまでに、彼らの能力不足が叫ばれるようになってしまったのだろうか。 ほんだ・ゆき/1964年徳島市生まれ。社会学者。東京大学大学院教育学研究科

  • クローズからオープンへの大転換?鳴り物入りの「mixiチェック」を使いこなす法

    デジトレwatch ネット・携帯、デジタル家電・グッズ、ゲーム、新サービス…etc.。日常のあらゆるシーンで気になるIT・デジタル系の最新トレンドを紹介していく情報コラム。 バックナンバー一覧 国内最大手のSNS「mixi」が9月に発表した新機能「mixiチェック」が話題となっている。 これは、外部サイトに設置された「mixiチェック」ボタンをクリックすることで、mixi内で手軽に友人・知人(マイミク)と情報共有を図ることができるというサービスである。 「情報をシェアする」というソーシャルサービス自体は、それほど新しいものではなく、「はてなブックマーク」「Twitter」など枚挙に暇がない。だがmixiの場合、長く「招待制」という形を取っていた。 そのため、多くのユーザーのソーシャルグラフ(人間関係図)は、遊び仲間や仕事仲間といった具合に、現実生活に即している。信頼できる人物がチェックした