65歳以上人口比率であらわした日本の高齢化率の推移と将来推計を主要国と比較した図を掲げた。2011年5月以前は2050年までの推計を掲げていたが、2010年改訂以降は国連が2100年までの推計を発表したので、推計年を同年までとした。国連推計とわが国の公式推計である社人研の違いについては図録1151コラム参照。国連資料で、主要国の生産年齢人口の将来動向を図録1158で見ているのでこちらも参照されたい。200カ国近い世界各国の現時点の高齢化率については図録1159参照。 更新前の国連2019年改訂にもとづく図はこちら。更新前と比較すると韓国や中国の高齢化率の上昇が日本をかなり上回って高くなる点が目立つようになった。 なお、以下は更新前のコメントなので最新図で読み替えて欲しい。 (これまでの推移) 欧米諸国では、多産多死から少産少子への移行において、死亡率の低下が出生率の低下に先行する人口転換の
イタリアとクロアチアのあいだで歴史解釈をめぐって論争が起こっている。 2月10日、第二次世界大戦時ユーゴスラビアで殺害されたイタリア人を記念する式典で、イタリア大統領ジョルジョ・ナポリターノが次のような演説をした。 「大波のような憎しみと流血を求める怒り、そしてスラヴの拡大計画が[...]民族浄化という邪悪なかたちで表出した」「フォイベの非人間的残虐行為は前世紀の蛮行の1つである」「われわれは沈黙していてはならない。イデオロギー的偏見と政治的盲目が原因で、真実を否定し、あるいは無視しようと努めてきた責任をとらねばならない」──記事から引き出せる演説の内容は以上のようなものだった。加えてナポリターノはユーゴスラビアによって処刑されたダルマチアのイタリア人ファシスト知事にメダルを授与した。 これに対し12日、クロアチアの大統領スティペ・メシッチは「あからさまな人種差別、歴史修正主義、政治的報復
90年代初め以降、韓国は北朝鮮との統一を恐れるようになった。豊かになるほどに豊かさを失うのが嫌になったから。最近、新たな理由が加わった。「強大になる中国」だ。韓国は「北」が、恐ろしい隣国との緩衝国になってくれればと願い始めた。 強大化する中国への恐怖 韓国の最大手紙、朝鮮日報の今年の新年企画が象徴的だった。この企画では韓国の大学教授や記者ら北朝鮮の専門家が、核実験後の朝鮮半島情勢を展望した。興味深いのはここで語られた「北朝鮮の金正日政権が何らかの理由で崩壊した場合」への対応策だ。「すぐさま韓国が吸収統一すべきだ」と主張した識者は皆無だった。 多くの識者が「南北格差をまずなくすべきだ」と主張し、緊急に対応処置が必要な北の治安問題に関しても「国連の平和維持軍の旗の下で、中国と米国が部隊を派遣して秩序を維持する」ことを前提として議論した。 一部の識者は、「韓国が平和維持軍を単独で派遣すべ
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